2013年3月15日金曜日

花見川流域地誌素材集完成


咲き始めた頃の紅梅(20130228撮影)

ブログ「花見川流域を歩く」の過去記事を花見川流域地誌目次にあてはめて、単純に貼り付けた花見川流域地誌素材集が完成しましたので紹介します。
花見川流域の地理について理解しようという視点をもった場合がもしあれば、これだけでも多少の参考になるかと思います。
なお、この素材集は作業上の一つのステップとしてつくったものであり、デザイン面などは全く考慮していません。
この素材集の主要目次は次の通りです。

花見川流域地誌素材集主要目次
はじめに
序 花見川流域地誌の趣旨と経緯
1章 花見川流域の概要
2章 下総台地の地形発達史
3章 考古学的遺跡等からみた古代文化
4章 小金牧と六方野
5章 印旛沼堀割普請
6章 二つの陸軍演習場
7章 戦後印旛沼開発と地域開発
8章 現在の自然環境と風景
9章 花見川流域の課題
付録

なお、はじめに、序、第1章、第9章はブログ過去記事と対応していませんので今回の作業外とし、まだ素材はありません。

次に第2章~第8章の目次概要を紹介します。
……………………………………………………………………
2章 下総台地の地形発達史
2-1 花見川流域の地形概観
2-2 花見川筋の谷津地形発達史
2-2-1 河川争奪現象の見立て
  2-2-2 花見川筋周辺の地形面の把握
2-2-3 花見川筋周辺の地形発達史
2-2-4 河川争奪現象存在の証明とその成因
2-2-6 河道逆行争奪の証拠
  2-2-7 河川争奪地形が社会に継続して与えている影響
コラム 巨智部忠承の花島村活断層説
2-3 芦太川筋谷津の地形発達史
2-3-1 谷中分水界と浅い谷
2-3-2 小崖地形(断層地形)の水平移動成分
2-4 横戸川筋、宇那谷支川筋谷津の地形発達史
2-4-1 犢橋長沼地区の地形概観と谷津記号付与
2-4-2 谷津の縦断形
2-4-3 横戸1谷津に関連する河川争奪地形
2-5 小崖地形(断層地形)
  2-5-1 小崖1
  2-5-2 小崖3
  2-5-3 小崖2に起因する谷津パターン
  2-5-4 小崖からみた花見川流域地形 
2-6 宇那谷川本川筋谷津、長沼の地形発達史
2-6-1 長沼の既往記述
2-6-2 長沼池
2-6-3 宇那谷川谷津の拡大プロセス仮説
2-6-4 古長沼の復元と成因
2-7 犢橋川
2-8 縄文海進の古地理復元
2-8-1 縄文海進のイメージ
2-8-2 縄文海進の海は花見川谷津のどこまで入ったか

3章 考古学的遺跡等からみた古代文化
 3-1 花見川の語源
  3-2 花見川流域の古代遺跡分布
  3-2-1 遺跡に対する興味
  3-2-2 花見川流域の時代別埋蔵文化財数
  3-2-3 花見川流域の時代別遺跡分布
 3-3 貝塚と縄文海進
  3-3-1 縄文海進と貝塚分布
  3-3-2 長作城山貝塚
  3-3-3 犢橋貝塚
 3-4 縄文遺跡と長沼池
 3-5 落合遺跡(縄文丸木舟と大賀ハス)
  3-5-1 遺跡の状況と出土物
  3-5-2 丸木舟閲覧
  3-5-3 大賀ハス 
 3-6 子和清水遺跡
  3-6-1 子和清水の語源
  3-6-2 子和清水遺跡の概要
  3-6-3 子和清水遺跡の出土物閲覧
 3-7 双子塚古墳
  3-7-1 双子塚古墳の概要(発掘調査報告書等による)
  3-7-2 双子塚古墳出土物の閲覧
  3-7-3 古墳築造時の花見川源頭部の地形
  3-7-4 双子塚古墳における祭祀イメージ
  3-7-5 双子塚古墳を築造した小豪族の本拠地
  3-7-6 双子塚古墳の築造工程
  3-7-7 後代における双子塚古墳の境界機能
  3-7-8 戦前地形図に表記される双子塚古墳
  3-7-9 近世以降の人々と双子塚古墳とのかかわり
  3-7-10 現代社会における双子塚古墳の取り扱い
  3-7-11 双子塚古墳の未来
 3-8 東京湾源頭部の泉と文化
 3-9 古代における花見川地峡の役割

4章 小金牧と六方野
  4-1  小金牧
  4-1-1 野馬除土手
  4-1-2 開墾
  4-1-3 小金牧周辺野絵図
 4-2 六方野
 4-3 花見川の境界機能  

5章 印旛沼堀割普請
 5-1 印旛沼堀割普請土木遺構
  5-1-1 土木遺構の姿
  5-1-2 土木遺構の評価
  5-1-3 土木遺構と教育
  5-1-4 土木遺構説明板
  コラム 普請人夫の供養塔
 5-2 印旛沼堀割普請における掘削深の把握
  5-2-1 戦後印旛沼開発における掘削深
  5-2-2 天保期印旛沼堀割普請における掘削深
  5-2-3 普請前の自然地形復元と現在地形との比較
 5-3 天保期印旛沼堀割普請の丁場区分、工法等
  5-3-1 丁場区分
  5-3-2 化灯場
  5-3-3 流堀工法
 5-4 印旛沼堀割普請に関連する地理事象
  5-4-1 横戸弁天
  5-4-2 元池
  5-4-3 竹林
 5-5 下総国印旛沼御普請堀割絵図
 5-6 続保定記
 コラム 成田山参詣記絵図

6章 二つの陸軍演習場
 6-1 近衛師団管轄演習場規程附図原本の閲覧
 6-2 下志津演習場
  6-2-1 下志津演習場の区分と施設等
  6-2-2 特殊演習場の発見と行政に対する要望
  6-2-3 下志津演習場内の地名
  6-2-4 参考 陸上自衛隊下志津駐屯地広報史料館の見学
 6-3 習志野演習場
  6-3-1 習志野演習場の区分と施設等
  6-3-2 習志野演習場の名称由来
  6-3-3 参考 陸上自衛隊習志野演習場の見学
  コラム 特殊演習場との関連を疑う事象
 6-4 花見川河川敷におけるトーチカの発見と調査
  6-4-1 軽便鉄道橋台の発見
  6-4-2 花見川河川敷におけるトーチカの発見
  6-4-3 戦争遺跡予備調査の実施

7章 戦後印旛沼開発と地域開発
 7-1 戦後印旛沼開発に伴う流域変更と河川名称
  7-1-1 流域変更
  7-1-2 法的河川名称の違和感
 7-2 花見川の河川整備計画
  7-2-1 花見川の河川整備計画の概要
  7-2-2 国計画との未調整に関する気がかり
  7-2-3 花見川出自記載の違和感
 7-3 勝田川の河川改修等
  7-3-1 勝田川の河川改修
  7-3-2 宇那谷調整池
  7-3-3 こてはし台調整池
  7-3-4 河川名称復活の大切さ
 7-4 花見川流域の地域開発
  7-4-1 谷津の開発
  7-4-2 静脈産業
  コラム1 四街道市と千葉市の市境形状
  コラム2 花見川河道地下の石油パイプライン

8章 現在の自然環境と風景
 8-1 花見川流域の自然環境
  8-1-1 散歩道の植物
  8-1-2 散歩道の動物
  8-1-3 観察から見た自然環境上の重要ゾーン
  8-1-4 参考 緑の基本計画
 8-2 花見川流域の風景
  8-2-1 花見川風景の見どころ
  8-2-2 花見川の散歩の目印
  8-2-3 花見川支川の風景
  8-2-4 谷津源流部の水路跡
  8-2-5 風景上特徴的な地物
  8-2-6 特定の時間や気象における風景
  8-2-7 資料 過去の風景
  8-2-8 レクリエーション活動
  8-2-9 風景上のゾーン区分
 8-3 花見川流域の魅力と地域づくり
  8-3-1 花見川八景の選定
  8-3-2 地域づくりの方向
  8-3-3 地域づくりの取組
 8-4 参考 開発と風景との関係
 コラム 歴史景観の残存-谷中分水界と古い道-   
……………………………………………………………………

この素材集を作って感じる感想とその作成方法のメモを次以降の記事で紹介します。

つづく

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