2013年8月15日木曜日

杵隈(かしわい)のイメージ

花見川地峡の自然史と交通の記憶 56

2013.08.14記事「杵隈(かしわい)=船着場の遺跡発見」に海老川乱歩さんのコメントをいただきました。
このコメントに関連して、杵隈(かしわい)について、私が想像しているイメージを書きます。

現在の地形の形状を見てみます。

地形断面図位置図

AB断面図

CD断面図

AB断面図は土塁がある場所の断面図です。この断面図に土塁部分(人工盛土部分)の想定を書き込んでみました。
土塁部分の想定は土塁がないCD断面と比較しておこないました。

土塁を設けた理由は、土塁をつくることによって谷津の幅を狭め、それにより通航可能な水面の場所を特定し、荷揚げや関所機能(監視、徴税等)の効率化を図ったものと考えます。さらに、谷津の幅を狭めることにより、土塁上流側に設けた船溜まりの水面維持効果も持たせたものと考えます。

このイメージを次に示しました。

杵隈(かしわい)の施設イメージ


つづく

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