2014年1月27日月曜日

オタマジャクシ状凹地の妄想的検討 後編

花見川流域の小崖地形 その107

次の図は牧の原オタマジャクシ状凹地をカシミール3Dで立体表示したものです。

牧の原オタマジャクシ状凹地の立体表示

この画像を使って地殻のAB断面を説明できるようにして、そこにオタマジャクシ状凹地成因の妄想的検討結果を書き込みました。

オタマジャクシ状凹地の成因の妄想的検討結果

向斜軸面が垂直ではなく、北下方に傾いていると考えました。この傾きはフィリピン海プレートが陸側プレートに沈み込む方向と同じです。

向斜軸面が傾いているならば、その向斜軸による地殻の運動(北下方に引きずり込まれる運動)が及ぼす二次的影響は向斜軸の北側と南側で異なることになります。

北側は向斜軸の運動の二次的影響を強く受け、オタマジャクシ状凹地や、ヘビがのたうちまわるような皺(隆起軸と沈降軸)ができたと考えます。

南側は向斜軸運動の二次的影響は地下深くで発生していて、地表面には影響が少ないと考えることが出来ます。

この妄想的検討がどの程度の確からしさがあるのか、今のところ不明です。

そして、その確からしさの程度の如何にかかわらず(適否の結果に関わらず)、このような仮説を持ったこと自体が、地域を理解するという自分の趣味を深める上で意義があると思っています。

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