2015年3月28日土曜日

再掲 銙帯の空想的復元

花見川地峡史-メモ・仮説集->3花見川地峡の利用・開発史> 3.4〔仮説〕律令国家の直線道路、東海道水運支路の検討>3.4.99 再掲 銙帯の空想的復元

直道遺跡出土銙帯2点を基に銙帯の空想的復元図を作成してみました。

直道遺跡出土銙帯(かたい)の空想的復元

絵としてはもっと派手なものにしたいのですが、下級官人用ということで地味な色合いの復元になりました。

実物を閲覧させていただいた千葉市埋蔵文化財調査センターには展示施設があり、銙帯の他部位も展示されていました。

千葉市埋蔵文化財調査センター展示施設の銙帯展示
(貸出中遺物は直道遺跡出土遺物)

銙帯展示には次の説明文がついていました。

「律令官人用のベルト」について
「腰帯(ようたい)」とよばれる黒漆(くろうるし)塗りの皮製ベルトには、四角や楕円形(だえんけい)の飾り金具がついていました。
皇族(こうぞく)や上級官人は金銀で飾った帯金具(おびかなぐ)、六位以下の中・下級官人は銅製黒漆塗りの金具と決められていて、服の色と共に位を示す重要な道具でした。
県内で発見される金具は、黒漆塗りのものがほとんどです。

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