2017年8月22日火曜日

西根遺跡 土器と一緒に出土する木の様子

西根遺跡発掘調査報告書口絵カラー写真に土器とともに木が出土している様子が映っていることが判りましたので、メモしておきます。

西根遺跡発掘調査報告書口絵カラー写真 第1集中地点 流路1内土器検出状況

刻印や削り跡からイナウであると想定している丸木(発掘調査報告書では「杭」)に関する発掘調査写真を千葉県教育庁で許可を得て閲覧させていただいたのですが、丸木出土グリッド(4C09)の写真の一つが報告書口絵カラー写真であることから、この写真に木が映っていることを知りました。

口絵写真の木の大きさはイナウ想定丸木と同じような太さ形状をしているようですが、割れ口(切り口)の形状がイナウ想定丸木とは違うようにも見えます。口絵写真の木がイナウ想定丸木であるかどうか、閲覧写真を入手してから精査したいと思います。

口絵写真の木がイナウ想定丸木であればその出土状況を確かめることができたことになりますし、そうでなければ、類似丸木が別にあったことになり検討価値がある新たな情報を入手できたことになります。


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