2018年4月23日月曜日

貯蔵土坑平面断面図の観察

大膳野南貝塚後期集落 土坑の再検討 28

貯蔵・保存穴として推定した63土坑の平面断面図を深さの深いものから浅いものに順番に並べて観察してみました。

貯蔵土坑 深さ2m以上

貯蔵土坑 深さ1.5m~1.99m

貯蔵土坑 深さ1.0m~1.49m その1

貯蔵土坑 深さ1.0m~1.49m その2

貯蔵土坑 深さ0.5m~0.99m 一部
貯蔵土坑には次の5つの特徴があるようです。
1 深い土坑がある。(最深土坑は185号土坑で2.66m)
2 平面形状は円形やそれに近いものが多い。
3 出入口が備わっているものが多い。(上図に図示)
4 くびれが備わっているものが多い。(上図に図示)
5 底部に排水溝が備わっているものが多い。排水溝は底部中央にピット状になっているものと、底部縁辺円周溝として備わっているもの(断面図図示は不明瞭なものが多いが中央部が盛り上がっているので排水機能を看取できる)の2種類がある。(上図に図示)

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参考 kj法結果と貯蔵土坑

kj法で分類した結果に貯蔵土坑(赤丸)をプロットした図
kj法でタンブラータイプ、鍋タイプと分類したものは結果としてほとんど全て貯蔵土坑であると推定しました。


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