趣味深耕

このページはブログ「花見川流域を歩く」に関連する趣味を深耕する中で書いたメモ「7つの課題と地誌作成」と関連リンク集です。

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資料室 (ブログ記事に関連する資料を掲載したサイト)

ブログ記事数1000通過時の内省 (ブログ記事数1000前後に書いた内省記事の転載サイト)


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7つの課題と地誌作成


花見川流域7つの課題と流域地誌作成

1 はじめに
ブログ「花見川流域を歩く」の記事作成の中でこれまで興味を持ってきた沢山の対象、話題を整理してみると7つの類型に集約して捉えることができます。それは私が花見川流域を深く理解するための課題であるということもできます。あるいは私の趣味の散歩の興味の対象が区分けしてみると7つあるということでもあります。
この7つの課題を追究し、成果を地域づくりに役立てたいと考え、その活動企画を作成しました。

次に、花見川流域を知るための7つの課題について、すぐに想起できる印象的なことをメモしてみました。

2 花見川流域7つの課題
1の課題 下総台地の地形発達史
河川争奪現象、活断層地形と長沼、縄文海進などにこれまで興味をもってきました。

【河川争奪現象】
花見川河川争奪現象はこのブログでのみ話題としていて、一般社会(具体的には地学関係の学術界)では話題になったことはありません。私としては一般社会で首肯していただけるだけの情報を用意し(証明し)、しかるべき情報発信をしたいと思っています。
花見川河川争奪現象という稀有な地学現象が幾つかの条件がそろってこの地に発生したことにより、その結果としての特異な谷津分布が生じ、それが古代から現代までの人社会に強固で特徴的な影響を及ぼしています。その影響そのものは第2~第7の課題で扱う内容になります。

【活断層地形と長沼】
活断層地形(小崖13)については、その実態を十分に調査するとともに、その意義について学習を深めたいと思っています。現在自分が考えているような検討ストーリーを展開していけば、場合によっては大きな発見的活動になるかもしれないと、楽しみにしています。
活断層地形と関連して長沼の地学的成因についてもこのブログで検討してきました。長沼の成因についての検討はこれまでにされたことがないので、検討をまとめて一般社会にしかるべき情報発信をしたいと考えています。

2の課題 考古学的遺跡等からみた古代文化
古代遺跡の立地土地環境、縄文語起源の地名などについてこれまで興味をもってきました。

【古代遺跡の立地土地環境】
古代遺跡の立地土地環境については、花見川河川争奪現象地形と関連して、新しい知見を得たいと思っています。具体的には花見川が果たした東京湾と香取の海(現印旛沼)の連絡機能の姿を何らかの証拠により、明らかにしたいと考えています。
検見川で大賀ハスと一緒にみつかった縄文丸木舟は東京湾に開いた港の存在を暗示し、印旛沼保品で見つかり八千代市立郷土博物館でその復元品が展示されている縄文丸木舟の存在は香取の海に開いた港の存在を暗示しています。その2つの港を繋ぐルートが花見川河川争奪現象地形です。

【縄文語起源の地名】
ハナミガワのハナはハナワやイノハナなどのハナと同じで、縄文語起源の地名(台地の突端部地形名称)であると考えています。この論が正しいと理解していただけるような情報をまずは沢山集めたいと考えています。そもそも花見川河川争奪現象地形の存在が古代人にとってあまりにも特徴的であったため、ハナミガワという地名が縄文人によって語られたのだと考えています。

3の課題 小金牧と六方野
馬防土手、入会地などについて興味をもってきました。
貴重な古地図や古文書を手がかりにして小金牧と六方野に関わる歴史と人々の生活にもっと興味を持ちたいと考えています。
印旛沼堀割普請前から(自然地形としての花見川河川争奪現象地形が存在していたときから)小金牧の東端が花見川筋であり、花見川筋の東は六方野でした。

4の課題 印旛沼堀割普請
堀割普請前の自然地形、土木遺構分布などに興味をもってきました。

【堀割普請前の自然地形】
堀割普請前の自然地形とは花見川河川争奪現象地形そのものであり、それが既に台地を刻む谷地形であったと考えています。その谷地形を利用した連絡ルートは、旧石器時代人、縄文時代人、弥生時代人、古墳時代人、中世時代人と引き継がれてきていた印旛沼と東京湾を結ぶルートです。江戸時代人がここを印旛沼堀割普請のポイントとしたことは当然です。
その堀割普請前の自然地形を普請土木遺構(台地、段丘上に残された捨土土手)の土量を手がかりにして復元したいと考えています。幸い酒田市久松家資料など多量の古文書・絵図が残されていて、検討を進める際の参考になります。

【土木遺構分布】
印旛沼堀割普請の土木遺構の分布を正確に捉える活動を続けています。保存等の施策がゼロの現状では土木遺構は結局消滅する運命にありますが、そうした現状を少しでも改善するためには、「ここが印旛沼堀割普請の場所です」という必要があります。
千葉市や八千代市の小学校社会科副読本では印旛沼堀割普請について数ページにわたる記述があり、郷土の歴史として全生徒が学びます。しかし、それにしては文化行政が土木遺構を粗末に扱っているというのが私の感想です。

5の課題 二つの陸軍演習場
これまでに、近衛師団管轄演習場規程附図を閲覧したり、花見川河川敷内で軽便鉄道橋台やトーチカを発見しました。

【近衛師団管轄演習場規程附図の閲覧】
近衛師団管轄演習場規程附図は国会図書館、防衛省防衛研究所防衛史料室、陸上自衛隊関係部署、各大学、地元図書館等を探し、最後に関係者のご好意により所蔵者から閲覧させていただきました。この附図には習志野演習場と下志津演習場の施設の内部配置や活動に関する情報が詳細に記述されています。終戦後67年にして初めて分かった重大事実も含まれていました。この資料を一つの核として他の資料も収集し、二つの陸軍演習場での活動について詳しく知りたいと思います。
そして、そうした軍事情報を「負の遺産」ではなく、地域づくりに役立つ「正の遺産」とする方法を見つけ出し、今後の花見川流域の地域づくりに役立てたいと思います。

【戦争遺跡(トーチカ)の発見】
軽便鉄道の橋脚をさがしている時、偶然ですが花見川河川敷内に覆土されたトーチカを発見しました。予備調査を昨年末に実施してトーチカの存在を確認しました。今後本格的発掘調査を行政に要請する予定です。私はこのトーチカを本土決戦用施設と見立てており、戦争遺跡と呼ぶにふさわしい遺跡です。
今後の調査に待たなければなりませんが、もし花見川に本土決戦用トーチカがあることが確認されれば、花見川が軍事的要害として活用されたということになります。米軍の本土進攻計画書(千葉市史掲載)にも台地を刻む谷津は、そこに日本軍の抵抗陣地が設けられている可能性が高く、進軍の妨げになるとの記述があります。
戦争末期には、人々が花見川を戦場として捉え思考したという、新たに判明した事実も詳しくこのブログで記録したいと思います。

6の課題 戦後印旛沼開発と地域開発
戦後印旛沼開発と流域変更、河川名称、都市開発などに興味を持ちました。

【戦後印旛沼開発と流域変更】
戦後印旛沼開発で印旛沼と花見川がつながりました。そのこと自体は国土建設上大切なことであったと思います。我国高度成長の一つの礎となりました。
その偉業に隠れて誰も気がつく人はいませんが、その開発に際し、流域変更が行われました。高津川、勝田川が印旛沼水系から花見川水系(東京湾水系)に編入されました。高津川流域には習志野演習場、勝田川流域には下志津演習場があったところです。
流域変更の理由は印旛沼水系の洪水を防ぐためだとの説明ですが、印旛沼水系に占める高津川、勝田川水系の流域面積は微小であり、とても納得できる理由とは考えられません。
河川で流域変更するということはそれなりの大きな理由があってのことです。
現在の花見川流域の出自に関わる問題ですからないがしろにできません。
私には、戦後のドサクサまぎれに、真の理由を行政内部でのみ了解し、国民に隠して流域変更したとしか思えません。
このような私の考えが間違っているのか、正しいのか検証したいと思います。

【河川名称】
花見川という名称は通称であり、河川法上は「印旛放水路(下流部)」という名称になっています。
「印旛放水路(下流部)」という名称は、治水と利水を主軸に活動を展開するという旗印を掲げていた、一昔前の時代のものであると考えます。印旛沼開発事業だけを考えていれば、それが地域のためだという時代の名称です。
しかし、平成9年の河川法改正で河川の目的に環境が加えられ、治水・利水・環境の3つの河川管理により河川の目的を達成する時代になりました。
花見川の環境(自然環境、歴史環境、地史環境、風景と散策など)は花見川管理の立派な本来目的です。
「印旛放水路(下流部)」と言っても住民のほとんどが、それが花見川だと知らないと思います。また、花見川という名称があるのに、わざわざ「印旛放水路(下流部)」という名称に住民が親しみをもてるはずがありません。
河川法上の名称を「印旛放水路(下流部)」から「花見川」に変更していただけないものか、その算段について検討したいと思います。

【地域開発】
花見川流域には沢山の宅地開発があります。開発年代の違いによって開発の仕方が異なり、興味を引きます。また、台地を刻む谷津毎に開発法が異なる場合が見られます。谷津毎に異なる開発法がなぜ生まれるのか興味が湧きます。

7の課題 現在の自然環境と風景
野鳥等の生息、谷津の風景などに興味をもってきました。

【野鳥等の生息】
野鳥や哺乳類等の生息と花見川の自然との対応に興味が湧きます。花見川の存在が野鳥や哺乳類等の生息を支えていることは確実です。動植物の生息の場としての価値が失われないよう、地域の自然観察をしていきたいと思います。

【風景】
花見川流域の素晴らしい風景をこれからも発見したいと思います。それをこのブログで紹介して多くの人と楽しみたいと思います。また風景をたのしむことができる散歩道の整備についても提案したいと思っています。

次に、この花見川流域の7つの課題の追究目的とその方法について考えてみます。

3 7つの課題追究の目的と方法

ア 7つの課題追究の目的
7つの課題追究の目的を花見川流域地誌作成とします。
7つの課題を並べてみると、花見川流域の歴史、自然、文化のかなり広い分野をカバーします。これだけの情報が得られれば、それは花見川流域の森羅万象の一部にすぎないとは言っても地誌(※)と称してもお叱りを受けることは無いと思います。
花見川流域を対象とした史上初の地誌作成を7つの課題追究の目的とします。

流域地誌作成といういわば上位の目的を設定することにより、7つの課題相互の関係考察が必須の作業となります。また7つの課題の設定の仕方やそれ以外の課題についての検討が絶えず意識に上ります。
こうしたいわば課題を総合するという思考作業が必然化することにより、課題単独の狭く深い専門分野の情報獲得だけでなく、土地が有する固有の地史的・歴史的特性の把握、現代社会の都市問題や環境問題解決のために役立つ地理情報の獲得、流域と人々を結びつけるための情報の獲得などが可能になると考えます。

※地誌:地誌(ちし)とは、地理上の特定地域を様々な諸要素(自然・地形・気候・人口・交通・産業・歴史・文化など)を加味してその地域性を論じた書籍。郷土誌。(ウィペディア)

イ 7つの課題追究の方法
次のような方法(ステップ)で7つの課題を追及したいと思います。

1ステップ 過去記事の課題別アーカイブ構築
過去のブログ記事を7つの課題別にアーカイブを構築し、過去記事を体系的に閲覧できるようにします。(別ブログあるいはサイトを開設します。)
これはブログ読者のみなさんに7つの課題別に過去記事を楽に読んでいただくためであると共に、自分の課題追究作業の効率アップの基礎を構築するステップです。

2ステップ 過去記事をベースとした課題別WEBページ作成
過去のブログ記事には繰り返しや冗長な部分あるいは誤りもあり、これらの不用な情報を削るとともに、1回ごとの記事という制約を取り払い、体系的な論文風の著述に直してWEBページを作成します。(別サイトを開設します。)
このWEBページを見ることにより課題についてのこれまでの私の追究の到達点やレベル、あるいは不足点等が一読で判るようになると思います。読者の便になるとともに、自分の到達点を確認し、今後の作業について考える資料とするためです。

なお、次の第3ステップ以降のステップで得られた知見はこの課題別WEBページに成果として取り込むことになります。

3ステップ 課題ごとの調査研究計画の作成
これまでの取り組み(ブログ記事の作成)を踏まえ、7つの課題を追究する調査研究計画を作成します。
調査研究計画は次のような視点で作成します。
1成果が得られるようなことがらに絞って取り組みますが、自分ができることや方法、興味のあることや方法はすべて取り組んでみたいと思います。(作業は徹底して楽しみます)
2課題別検討成果のイメージを最初に作成します。
ただやみくもに面白いと思った作業をしていても、それで自分の望むような成果が得られるとは考えられません。
本格的調査研究作業の突入する前に自分の望む最終成果のイメージをよく考えておき、そのイメージに向かって作業計画をつくりたいと思います。

4ステップ 課題ごとの調査研究の実施
調査研究計画に基づいて、調査研究を実施します。
調査研究は、スケジュールを作成して作業し、一定期間毎に作業について内省し(得られた成果と得られなかった成果の確認等)、柔軟にスケジュールや方法を変更するなど、活動をPDCAサイクルとして行います。

5ステップ 花見川流域地誌のとりまとめ
調査研究活動の成果は花見川流域地誌としてとりまとめます。予備的なとりまとめ、中間的なとりまとめ、最終的なとりまとめなどとりまとめ自体もステップを踏むことになると思います。

これらの活動の進行状況や検討成果の概要、感想等はこのブログ記事として報告しますが、検討成果そのものはブログ形式になじまないので、別サイトを開設して掲載します。

自分の使える時間、能力気力、各種条件とこの7つの課題追究活動の質的レベルの調和をどこかで見出して試行錯誤の中で活動することになります。

また、便宜上上記記述はステップ15に分けましたが、これらは厳密なものではなく、相互に重なりあいながら進むことは当然のことです。

ウ 花見川流域地誌作成までのスケジュール
世の中のリズムに合わせるため年度によりスケジュールを考えることにします。
次のスケジュールで物事を進めたいと思います。
平成24年度 花見川流域地誌企画(課題別調査研究活動計画作成)、基礎資料作成
平成25年度 課題別調査研究活動、地誌の中間とりまとめ
平成26年度 課題別調査研究活動(追加)、課題の相互関連検討、地誌とりまとめ公表

平成27年(2015年)3月までに全ての検討・作業を終了するプロジェクトとして花見川流域地誌作成に取り組みます。

エ ブログ「花見川流域を歩く」の目的
ブログ「花見川流域を歩く」の目的もこれまでの「散歩で得られた情報を分析するなどしてブログ記事を作成し、発信する」から、「7つの課題追究=花見川流域地誌作成活動という調査研究活動の実施に伴い、その過程や概要・感想等をブログ記事にして、情報発信する」に変化します。

オ 活動の性格
これまでのブログ活動と同じく、7つの課題追究=花見川流域地誌作成活動は完全な個人趣味活動であり、行政・企業・団体・個人とのひも付き関係は一切ありません。

次に、7つの課題追究(=花見川流域地誌作成)を地域づくりに活かす方法について考えます。

4 花見川流域地誌を地域づくりに活かす方法

ア 花見川流域地誌を通じて花見川流域に興味を持ってもらう
花見川流域地誌のコンテンツには流域にある地域資産を満載したいと思います。
これまで見慣れて何の興味もわかなかった地物が、実は興味深く、価値のある地域資産であるということに気が付くことが出来るようにしたいと思います。
地域資産とは、法的に定められた文化財とともに、そうではない希少価値・学術価値等のある地形・地質・地学現象、考古学的あるいは歴史的遺跡・遺物、土木遺構や産業遺跡・戦争遺跡等、地名や言い伝え・民俗行事などの無形文化財、優れた自然や風景などです。
花見川流域地誌を読んでいただいた方に、これだけたくさんの地域資産が気づかれずに存在していたということに驚いていただき、それをきっかけに、花見川流域に興味をいだいていただけるようにしたいと思います。
これまで誰からも注目されることなく、埋もれていた沢山の地域資産の存在を知っていただくことにより、一般住民のみならず、担当行政、各分野の専門家の方にも花見川流域の再認識をしていただけるものと思います。

イ 花見川流域地誌を通じて、地域資産を大事にしたい、もっと見つけたいという気持ちを醸成する
花見川流域地誌に記載されている地域資産に興味を持っていただければ、当然のことですが、それらの地域資産を大事にしたいとか、あるいはもっと見つけたいという気持ちになります。
そういう気持ちになっていただくために、地域資産の保護・保全や探究に関する話題も花見川流域地誌に含めたいと思います。

ウ 花見川流域地誌を通じて、地域資産により地域づくりを進めたいという気持ちを醸成する
花見川流域地誌に記載されている地域資産を活用して次のような地域づくりが考えられます。
1 地域資産の自然的、風景的、文化的価値を居住環境に意識的に取り込む
2 地域資産とのふれあい・体験あるいは学習・教育・研究等がしやすい地域環境をつくる。一種のフィールミュージアムの形成。
このような話題についても、花見川流域地誌でふれたいと思います。
花見川流域地誌を通じて、地域資産により地域づくりを進めたいという気持ちが多くの人々に醸成されることを願います。




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参考 2013.12.14の予定記事リスト


ブログ「花見川流域を歩く」予定記事リスト (更新 2013.12.14)

このページではブログ「花見川流域を歩く」の当面の予定記事をリストアップしています。

Aは当面の記事予定です。
当面の掲載予定記事としてイメージしている項目をリストアップしています。順不同。

Bは今後検討予定の記事項目です。
データ入手次第、あるいは作業が済み次第記事にしたい項目のリストです。順不同。

Cは将来に記事としたいと考えている項目で、Bに次いで掲載意欲を感じている項目です。順不同。

このリストは随時更新します。

A 当面の記事予定
【5mメッシュDEMを使った千葉県北部地域の地形検討】

●印旛レーキに関する検討
・印旛レーキという認識
・柏井レーキ>勝田高津レーキ>印旛レーキという入れ子現象からわかること
(2013.11.27)

●擬似レーキに関する検討(6番)
・6番レーキが擬似レーキであることを確認するための地形詳細検討(特製地形段彩図の作成と検討)
(2013.11.27)

●擬似レーキに関する検討(7番)
・本当に擬似レーキか?
・東北東方向を指す構造的な直線の意味は?
(2013.11.27)

●擬似レーキに関する検討(8~12番)
(2013.11.27)

●真性レーキ分布から判明するフィリピン海プレートの影響圏
(2013.11.27)

●真性レーキと擬似レーキの分布から下総台地東部隆起帯を形成した地殻変動の特性を考える
(2013.11.27)

●論文「古東京湾のバリアー島」紹介
(2013.11.27)

●下総上位面(下末吉面)離水直後に形成された原始谷津の流路方向について
・原始谷津プロパーの流路方向
・原始谷津に由来する現在谷津の流路方向
(2013.11.27)

●弧状の小崖地形
(2013.11.27)

●オタマジャクシ状の台地凹地地形
・印西市高花付近
・八千代市勝田台付近
(2013.11.27)

●下総台地西部隆起帯と下総台地東部隆起帯の合部の地形
・3D表示等による理解
(2013.11.27)

●下総下位面の分布と地形変動との関係
(2013.11.27)

【柏井小崖の検討】
●C地区検討
(2013.11.27)

●D地区の検討
(同様に各地区検討)
(2013.11.27)

【犢橋小崖の検討】
(各地区の検討)
(2013.11.27)

【5mメッシュDEM活用に関する検討】
●航空レーザ測量5mメッシュDEMの未整備域の写真測量5mメッシュDEMによる補完
・重複の無いシームレスな5mメッシュDEMの作成
(2013.11.27)

●効果的な地形段彩区分法
(2013.11.27)

●5mメッシュDEMの地形段彩図以外の活用法
(2013.11.27)

●5mメッシュDEMを利用した歴史地理環境検討
(2013.12.14)

【花見川流域地誌作成について】
●花見川流域地誌作成に関する報告
(2013.11.27)

【その他】
●2013年1月~12月のブログ記事について
(2013.12.14)

●2014年のブログ記事について
(2013.12.14)


B 検討中記事項目
【縄文海進について】
●縄文海進の海域分布の考察
・5mメッシュDEMを活用して千葉県北部地域の縄文海進ピーク時の(簡易)海域分布図を作成する。
(2013.11.27)

●縄文海進海域分布図と吉田東伍の古代水脈想定図の比較
(2013.11.27)


●平戸川縄文海進の情報追加
・勝田川ボーリングデータの追補分析の紹介。
・沖積層を剥いでみると、勝田川の谷の形が平べったすぎる?花見川の谷津と形状を比較してみる。縄文海進前の印旛沼水系と東京湾水系の谷形成の違いがわかる?
(2013.07.18)

【下末吉期の下総台地の離水について】
●千葉県地質環境インフォメーションデータバンクで入手できるボーリングデータの個人データベース化について

●ローム層厚と利水時期との関係の統計分析
・ボーリングデータの統計分析による。

【古代遺跡について】
●柏井・高津古代官道の検討結果とりまとめについて
・柏井・高津古代官道の遺跡、杵隈の遺跡、高津古代土塁等の検討結果とりまとめについて報告する。
(2013.11.27)

●古代土塁の事例について
・古代土塁の事例について情報を収集する。
・印旛沼周辺と全国。
(2013.07.30)

●印旛郡市文化財センター研究紀要の興味ある論文
・印旛沼水系縄文遺跡貝塚の貝が東京湾からもたらされたものであることを詳しく研究している。
・自分の視野が花見川流域から都川や鹿島川方面までひろがった。
(2013.07.18)

●国家成立前と後の交通

・上記二つの情報から、国家成立前と後では地域を結ぶ交通のあり方が大きく異なるのではないかという発想が生まれる。
・縄文時代の中央権力が存在しない時代の交通、古墳時代等の地方豪族が地域を分割して覇を競っていた時代の交通、律令国家が成立して全国計画道路網を整備した時代の交通はそれぞれ大きく異なり、花見川地峡付近の交通のあり方も大きく異なったに違いない。
・そのような空想を一旦記事にしておき、後日検討のための参考メモとしておく。
(2013.07.15)


【花見川と平戸川の分水界の認識】
●考古・歴史研究者による花見川と平戸川分水界位置の認識
・考古・歴史研究者が作成した遺跡分布図等の基図には谷津概略分布図が用いられている場合が多い。谷津概略分布図は、花見川と平戸川(新川)については、印旛沼堀割普請以前の自然の分布を描くことになる。つまり花見川と平戸川の自然の分水界の位置を想定して谷津概略分布図を作成している。
・逆から見ると、遺跡分布図等を見ると、それを作成した研究者が想定した花見川と平戸川の分水界位置を知ることができる。
・こうした観点から考古・歴史文献を見ると、著者によってさまざまな考えがあることが判り、花見川地峡の認識について正面から検討されてこなかったことがよくわかる。
(2013.07.04)

【地名検討】
●地名分布図と5mメッシュDEMとのオーバーレイ
・地名分布図と5mメッシュDEMによる地形情報との効果的オーバーレイ法について検討する。
(2013.11.27)

●花見川地峡における戸地名に関する検討
・戸地名の分類及び分布図の作成。
(20163.11.27)

●高津川と平戸川の洲
・高津川の洲(名木洲と呼ぶ)と平戸川の洲(印旛沼堀割普請で水路開削した洲)の成因と古代における人の利用について考察する。
・名木洲は高津(古代港湾)に利用される。平戸川の洲は平戸川の中流部と上流部を区切り、その重要性は検討すると判ることが幾つかあるに違いない。横戸とも関係する。
(2013.07.20)

C その他記事

●測量標識について
・散歩中に足元で見つけた測量標識の紹介

●花見川沖積層の基底面マップの作成について
・千葉県地質環境インフォメーションバンクの情報を活用して、花見川谷津の沖積層の基底面マップを作成し、沖積層の厚さを知るとともに、縄文海進の海がどこまで入ったか検討する。

●花見川の沖積層基底がつくる埋没谷の東京湾側延長について
・花見川の沖積層基底がつくる埋没谷の東京湾側延長について資料から知り、花見川埋没谷と近隣埋没谷との比較を行い、花見川埋没谷の特徴を知る。
・花見川河川争奪と埋没谷との間に何らかの関係があるか検討する。

●東京湾水系と印旛沼水系の沖積層基底地形(谷底地形)の比較
・東京湾水系と印旛沼水系の沖積層の層相、層厚、基底地形(谷底地形)等について比較してみる。
(2013.07.18)

●「東京の自然史」紹介について
・50年前の地形研究書であるが、その基本が現代でも生命を保っている奇跡の書として紹介する。

●花見川流域における非対称谷について
・2013.04.13記事で注記したように、海老川乱歩さんのコメント(疑問)をきっかけにして、非対称谷の存在が気になりだした。
・花見川流域の非対称谷の存在について概観し、今後の検討テーマとして有望であるかどうか検討して記事にする。


【古代文化】
●ヒヨ、ビヨについて
・印旛沼流域にはヒョウ、ヒヨ、ビョウ、ビヨという地名が沢山あって、峠を意味しています。
・柳田國男は峠に目印があることから、漢字の標(標識の標)から生れた地名であると論じています。谷川健一も「日本の地名」でこの説を踏襲しています。私もそう考え、ブログに書いたことがあります。
・今、ヒヨドリの飛び方(波状に飛ぶ)がヒヨを越えるイメージであり、それがヒヨドリの語源であると空想し、それは鞍部を意味するヒヨ、ビヨという古語があったからではないかと空想を膨らませます。(兵庫のヒョウなども)
・漢字「標」という民衆に縁遠い由来で、小字地名ヒョウ、ヒヨ、ビョウ、ビヨが沢山印旛沼流域につけられたとは考えがたいです。
・また、分析してゆけば、漢字伝来以前の地名であることも論じられるような気がします。
・峠地名としてのヒョウ、ヒヨ、ビョウ、ビヨの由来について新説を考えられるかもしれません。
(ここまではある程度成算のある見立です。)
(大空想をさらに膨らませると次のような考えも検証したくなります。)
・鏡味完二の峠地名研究成果によると北関東付近は発生時代別峠名(タオ・タワ→越→坂→峠)による地域区分の空白区になっています。
・この空白区とヒョウ、ヒヨ、ビョウ、ビヨが対応すると思います。
・この地域は戸地名をつけた海の民・水上生活者の植民区域です。
・つまり、ヒョウ、ヒヨ、ビョウ、ビヨという峠地名とこのブログで検討している戸地名は海民、海夫の始祖たちによってつけられた上代の地名であると見立てます。
(2013.06.15)

●花見川と人物
・花見川に行基が関わることを意識して記事を書いたが、脳裏に浮かぶだけで、二宮尊徳、デレーケなど著名人が思い浮かぶ、これらの3人はいずれも土木関係である。そのほか青木昆陽とか多数の著名人が花見川に係わる。特定人物ではなく、特定技術集団の係わりも思い浮かぶ。
・花見川と人物という切り口でどのようなストーリーが組み立てられるか、検討して記事にしたい。
(2013.07.05)

●花見川流域と妙見信仰について
・これまで花見川とは無関係と思っていた妙見信仰(中東方面から中国を経由して仏教等と混じり我が国に伝来した北極星信仰)と花見川とが関わることに気が付いた。
・気が付いたことを記録しておきたい。
・地名とも係わるかもしれない。
(2013.07.05)

●奈良・平安時代の遺跡について
・奈良・平安時代の遺跡情報を、花見川-平戸川沿いを対象に整理したい。
・そこから、花見川地峡の交通に係わる情報が得られるような直観がする。
(2013.07.05)

【演習場】
●鉄道連隊記事の追補記事
・普通鉄道柏井橋梁の建設前後の地形図(旧版1万分の1)を比較して、本線が1軌から2軌になっていることなどを説明する。
・軽便鉄道、普通鉄道(狭軌+広軌)の軌道が一緒に写っている写真を参考に掲載する。
(2013.05.10)

●軽便鉄道柏井橋東岸橋台について
・軽便鉄道柏井橋東岸橋台が存在するか、現場調査してその結果を報告する。

【技術】
●宇宙から見た花見川流域について
・衛星写真入手のハードルは低いようだ。花見川流域を各種衛星写真で見てみると、またこれまでとは違った発想が湧くかもしれない。
・フォトショップを使った衛星画像解析にもチャレンジしたい。

●Design with Nature (Ian L. McHarg) の手法の応用について
・1969年に出版されたイアン・L・マクハーグの「デザイン・ウィズ・ネーチャー」の手法により、40年前に大判マイラーベースと大型投射台を使って光学的重ね合わせを行い、生態学と地域計画を結びつけた土地の評価分級を盛んに行ったことがある。
・の土地の評価分級手法の原理をGIS上でプログラミンすることにより活用して、花見川流域の自然環境と土地開発の関係について評価して、自分なりの花見川流域観を持ちたい。
・この取組は次年度の取組であるが、今から準備を始めたい。

●空中写真のオルソ幾何補正について
・米軍空中写真を用いることが多いが、その画像をGISに貼り付けることができれば過去の地物の正確な場所を特定できて、多くの問題を解決したり、問題意識を飛躍的に深めることができる。
・これまで何度かオルソ幾何補正に取り組もうとしたが、ソフトが高価(数十万円)なためあきらめてきた。
・再度検討してみて、高価なソフトを使わないで出来る方法を見つけ出し、個人として実用化したい。
・趣味活動の基盤技術として重要度が高い。
(2013.05.03)

【その他】
●ブログ記事等のWEB上の情報はいつまで残るか?
(2013.12.14)

………………………………………………
参考 ささやかな夢リスト 2013.11.15記事 再掲

ブログ「花見川流域を歩く」活動で実現したいささやかな夢をリストアップして、メモしました。

これまでに、記事を書いているとき想ったささやかな夢を思い出して、ほとんど順不同になりますが、リストアップしたものです。

ささやかな夢ですから、リストアップすれば、さらにそのリスト項目の具体化を思考する機会をつくれば、夢の実現は近づくと考えます。

【GIS関連の夢】
●高機能GISフリーソフトQGISの導入
●GISソフトQGISの分析技術の習得と趣味への適用
(接峰面図等の作成、流域の自動図化、等高線図から自動メッシュ生成等)
●基盤数値情報(標高)5mメッシュの広域利用
(5mメッシュを広域入手して広域の地形段彩図等をつくり検討に活用する。)
2013.11.11記事「基盤数値情報(標高)5mメッシュの広域利用」参照
●標高10cm単位の設定と表現が可能な高機能3D地形表現ソフトの入手活用
(カシミール3Dと同等以上の地形3D表現機能を有し、標高が0.1m単位で設定と表現ができるソフトの導入と活用)

【地名検討の夢】
●小字レベルの地名分布図の千葉県北部地域作成とその歴史検討活用
(小字分布図の入手が一苦労である。それをGISにプロットすることがさらに膨大な時間を有する。この作業を効率化するICT上の工夫がきわめて大切。特定地名(例 「木戸」)の分布図を特定地域で作成し、そこでノウハウを貯め、作業を広域に広げる。)
(本来個人で行うにしては荷が重いが、これまで多くの記事で地名について検討してきたように、そこから得られる貴重な情報の魅力には大きなものがあり、行政に期待するのではなく、自力で取り組みたい。)
●地名と地形、遺跡、歴史情報のオーバーレイ図作成

【遺跡検討の夢】
●使い勝手のよい遺跡分布図の作成
(「房の国文化財ナビゲーション」で掲載されている情報(文化財マップ)と同じ情報を自分のパソコン内でより使い勝手のよいシステムとして構築する。)
●花見川流域付近の遺跡の全出土物閲覧
(文献情報で遺跡を知るのではなく、出土現物の閲覧を各施設を巡っておこない、主要な出土物全部を見て、体感的に遺跡を知る。)
●花見川流域の全遺跡の現場確認
●花見川流域の全遺跡の報告書入手電子化
●東海道水運支路に関する遺跡の発掘調査実現
(杵隈…駅家、柏井横戸境界…広幅員道路、高津…土塁と港)
●トーチカの発掘調査実現
●土器形式や出土物の見方についての基礎知識の習得
●古代東海道水運支路の仮説説明とりまとめ

【地形・地質に関する夢】
●使い勝手のよいボーリングデータベースのパソコン内作成とその活用
(花見川流域を対象として、千葉県地質環境インフォメーションデータバンクや千葉市等のボーリングデータの使い勝手のよいデータベースをパソコン内で作成して検討に利用する。)
●ボーリングデータを使った地下3D表現技法の習得
●過去の主要地形・地質学術論文に掲載された全ての露頭柱状図の場所の地図プロット、現場確認、観察可能なポイントの観察、検証
●地形説明ブロックダイヤグラム作成技法習得
(地形学や地質学の書籍に出てくる地形説明ブロックダイヤグラムの絵(画像)のデータベースを作成し、表現の類型を知り、その作成技法を習得する。)
●花見川流域付近における縄文海進分布図(古環境図)の作成
●花見川流域付近河川の沖積層基底面高度分布図作成
●花見川流域とその近隣を含めた地域の地形面(下総上位面、下総下位面、千葉段丘等)の正確な対比
●花見川河川争奪の説明とりまとめ

【表現技法に関する夢】
●イラストレーターを使った表現技法の習熟
●フォトショップを使った表現技法の習熟

【撮影に関する夢】
●カメラ撮影技法の習熟

【ブログに関する夢】
●WEBを介さないで全ブログ記事画面を自分のパソコンで閲覧できるシステムの構築
●常時更新する逆順ブログの併置

【散歩に関する夢】
●再度全流域の踏破とその記録記事掲載
●花見川流域の隣接流域踏破と記事掲載

【空中写真・衛星写真に関する夢】
●米軍等の空中写真をオルソ補正するソフトの入手と、空中写真のGIS張り付け、検討有効活用
●空中写真からコンターマップを生成する実用ソフト入手活用
●衛星写真の入手と自然環境や歴史環境検討活用
(これまで知られていない遺跡の発見を試みる。)

【絵図・古地図に関する夢】
●続保定記絵図の現代地図プロット
(現代地図上で続保定記の内容を再現する。)
●小金牧周辺野絵図の現代地図プロット
(過去の地形、地物の復元検討)
●花見川流域における迅速図のGIS投影とその有効活用

【流域地誌作成の夢】
●花見川流域地誌の作成
(案内書、ブログ検討の概要(仮説集)、本格地誌)
………………………………………………
ささやかな夢 追記 2014.06.26

●印旛沼流域徒歩旅行の実行と記事化

●フィヨルド文化と香取の海文化の類似性検討
ノルウェーのフィヨルド文化(バイキング、200年前の独立など)と古代~中世香取の海の文化との間に類似性があるか検討する。
なんらかの類似性が見つかれば、それを手繰って香取の海における地形と文化との関係を深めることができる。
特段の類似性が見つからなくても、香取の海に関する認識を深めることはできる。


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