私の散歩論

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2011年2月17日木曜日

緊急報告 隠れた釣り小屋の発見

堀割部に大型の釣り小屋を発見しました
サイクリング道路からは巧妙に隠れています
工事中?の釣り場もあります
 私は早朝の散歩をしています。このブログで記事にしている受身的観察の散歩ではなく、健康保持と思考のための散歩です。この散歩コースに弁天橋から柏井橋までの花見川サイクリング道路も入っています。現在は日の出が遅いので、真っ暗です。街灯はありません。1人か2人の散歩人とすれ違い、挨拶します。真っ暗といってもこの区間のことはなんでも知っていると自負していました。

 ところが、本日昼間この区間を散歩してみると、笹の後ろの水際にホームレス小屋風の物がチラリと見えました。近づくとなんと相当手の込んだ立派な釣り小屋が出来ていました。二人が釣りをしていました。恐らくこの1-2週間以内に立てられたものだと思います。立派過ぎる施設が巧妙に隠れていたのには驚きました。

 私としては、文化的、歴史的、土木的遺産としての価値の高い堀割部分で、新たに大きな釣り小屋がつくられることに危機感を覚えます。この大きな釣り小屋の近くの水際では、釣り道具を持った別の高年齢の男女数人が木を切っていました。「あまり木をたくさん切るとまずいぞ」などとはしゃいでいます。別の釣り桟橋を造ろうとしているのかもしれません。何をしても文句は誰からも出ないとなれば、アウトドア志向の高齢者が一斉に違法工作物を作ると思います。既に、柏井橋と花島橋の間は高齢者の野外工作実習場みたいな雰囲気になってしまっています。花見川には各所にマダケがありますから工作物をつくる材料に事欠きません。

 勝田川合流部より上流や、特に花島橋上流付近から汐留橋までの区間は既に違法耕作、違法釣り桟橋、違法釣り小屋、ホームレス小屋、はては違法野鳥観察施設まであります。そうした問題を解決することが重要な課題であると思っていました。このブログでも追って記事にしようとしていました。
 しかし、花見川の堀割部分(弁天橋から柏井橋付近)には軽微なものを除いて、釣り小屋など目立つ違法物件はないと信じ込んでいました。堀割普請の文化的価値が一番あるところだから、あるいは自然が一番残されているところだから、公平性や公正性が保たれていると根拠の無いことを自分勝手に考えていました。間違いでした。

 河川管理者である千葉県にぜひとも緊急の行政指導をしてもらいたいと思います。新しく出来た大型釣り小屋を造った人に撤去させる行政指導をお願いします。この釣り小屋を見逃すと、類似工作物やホームレス小屋が林立するのは時間の問題になると思います。
 「花見川に蔓延している違法工作物がまた一つ出来た」という認識では不十分だと思います。「これまでは見かけなかった『文化財に落書きした(あるいは聖域に土足で踏み込んだ)』ふとどき者が出た」というレベルの発想に立っていただき、緊急の対応をお願いしたいと思います。
なお、このような違法工作物の存在が放置されると、次のような問題が発生する懸念を付け加えておきます。
1 釣り人によるゴミ散乱、それを引き金とした通行人のゴミ捨て増大
2 違法工作物の放棄による粗大ゴミの発生
3 釣り餌や釣り人の残った飲食物投棄、立小便等による水質汚染
4 釣り人の火の不始末による火災発生(自然の荒廃、人家への類焼)
5 増水時の流下ゴミ大量発生と河川施設への影響(釣り小屋が流下ゴミとなる)
6 釣り針、釣り糸の放置による野鳥生息環境への悪影響
7 水鳥の休息や採餌等の場を奪う
8 違法工作物や通路造成による竹木の伐採、水際線の改変による自然破壊
9 釣り人や見学者の水難事故の発生
10 釣り人や利用者間のトラブル発生(場所取りなど)
11 釣り人や見学者による本来の静謐環境の破壊(集団で大声で談笑するなど)
12 清掃などの社会貢献活動をしている人々の活動意欲減退(違法が野放図なら活動してもしょうがない)
13 社会の公平性公正性を確保できない行政に対する不信や軽視の増大

 違法は行政の責任で、双葉のうちに摘んでいただきたいと思います。
 相手は分別のある高齢者です。対面して話せば違法行為は減少すると思います。社会に反抗する青少年の悪さとは違います。看板を沢山立てるだけは違法行為はなくならないと思います。

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