花見川東岸の犢橋長沼地区の地形や利用について、幾つかの記事に分けて考えてみます。
次の地図は旧版1万分の1地形図にこの地域の地形特徴を記入したものです。
犢橋長沼地区の地形の特徴
旧版1万分の1地形図「三角原」「六方野原」「大久保」「検見川」の各一部
赤丸は谷中分水界
オレンジ線は等高線から判読できる小崖
ピンクは27.5m等高線以上の高度地域
青は等高線により表現された凹地
緑は復元長沼池(古文書より復元)
この地形図の範囲を3Dレリーフ図に示しました。
犢橋長沼地区の3Dレリーフ図
カシミール3D+5mメッシュ
白線が上記地形図の概略範囲(一部欠ける)
検討を深めるために谷中分水界を有する谷津に固有名称を与えて、個別認識をしたいと思っています。しかし、この地域は明治から終戦まで下志津原演習場であり、その前は野(入会地)であり谷津の名称(仮称)にふさわしい地名(小字など)が不足していることがわかりました。
そのため、仕方なく、次のような仮記号を付けて、当面の検討に使うことにします。
検討のための谷津仮記号
横戸1~6は横戸川上流部の谷津、宇那谷1~3は宇那谷川上流部の谷津、長沼池のある谷津は宇那谷川の本川であり、宇那谷川とします。
なお、この地域は花見川西岸と比較すると、人工改変が著しいという特徴があります。
また千葉県地質環境インフォメーションバンクのボーリング資料も空白地区となっています。
従って芦太川の検討のようにデータが豊富ではないので、どの程度検討を深められるかわかりませんが、知恵を絞って、検討し、花見川河川争奪の参考情報を得たり、この地区の歴史文化に触れたいと思います。
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