私の散歩論

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2012年5月19日土曜日

花島の地形

花見川付近の地形面の対比 その7

桜の頃の花島と花見川の風景

花島の地形を見てみます。

1 地形段彩図
この付近の地形段彩図を次に示しました。

地形段彩図
Q-R、Q-S、Q-T、U-V、W-Vは地形断面図位置

2 地形断面図
Q-R、Q-S、Q-T、U-V、W-V 5本の地形断面図を作成し、現在考えている地形面区分をメモとして書き込みました。

Q-R地形断面図

谷の東岸に幅が狭い花見川河岸段丘が分布しています。
現場に行くと道路沿いなので、よくわかります。
しかし、この付近は戦前から樹木に覆われていて、上からみて地形が見えないので、段丘面は地図に現れませんでした。
最近の航空レザー測量で初めて段丘地形がデータ上現れました。

Q-S地形断面図

花島の支谷津(名称は「谷津」)の方向に広がる花見川河岸段丘が表現された断面です。
段丘の高さは13m~15mであり、柏井付近と比べて1mほど低くなります。
柏井が上流、花島が下流ということを地形が表現しています。

Q-T地形断面図

花見川河岸段丘面の一部が削り残り周辺から孤立したようになったため、花島と呼ばれる島状地形が表現されている断面です。
花島の上には花島観音があります。

U-V地形断面図

西岸に古柏井川谷底がへばりつくように残っています。
地形面の高さは柏井付近と比べて1mほど高くなります。
柏井方面が下流、花島が上流ということを地形が表現しています。

W-V地形断面図

東岸の急斜面下に花見川河岸段丘が分布します。

3 地形面対比の3D表示
現場での観察、空中写真での実体視を踏まえて地形面対比の結果を2つの3D画像で表示してみました。

花島付近の地形3D表示 その1

花島付近の地形3D表示 その2

つづく

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