●見立て2
【このトーチカはいつ覆土された?】
トーチカとして用をなすためには銃眼口を備えた監視塔だけでなく、小砲口を備え花見川東岸に迫る敵軍を殲滅できる攻撃的構造が必要です。
そのような構造は土に覆われている(ように見える)ので確認できません。
現在、トーチカが草木に覆われて、誰からも気がつかれないような状況になっている理由として次の3ケースが考えられます。
1 トーチカ築造時に空爆を避けるためにカムフラージュとして覆土された。
2 終戦後、軍部によって覆土され、トーチカの存在が秘匿された。
3 終戦後の年月経過の中で、草木の繁茂でトーチカがあたかも覆土されたような見かけになった。
1(あるいは1と3)の理由である可能性が最も有力であるような感じがします。
もし、2であれば、かなり危険なトーチカである可能性も考える必要があります。危険特殊物質を貯めて隠した可能性などが心配されます。
3だけの可能性は低いと思います。最初からコンクリート構造物が露出していれば、必ずや人々に気づかれているはずです。米軍空中写真の画像を見てもこの可能性は低いと考えます。
トーチカと考える構造物の正面写真
あれこれこれ以上妄想を深めていても時間の浪費になりますから、草木の枯れた今冬季に、予備調査を実施したいと考えています。
(おわり)
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