花見川サイクリングロードの花とモノ その2
花見川サイクリングロードを改めて観察してみると人工物のうちガードレールが風景上の香辛料のようなプラスの役割をしていることに気がつきます。
この道のガードレールは簡易で背が低く目立たなくて、景観的に透過性があって、とてもよいと思っています。砂利道という路面状態にぴったりです。しかも視線誘導効果があるので、道のカーブ(=川のカーブ)を自転車利用者も散歩者も意識することができます。それによって、遠近感が強調され、峡谷的風景が引き立っています。ガードレールがよい風景をつくってくれています。
ガードレールの視線誘導効果が生み出す遠近感のある峡谷的風景
ガードレールの視線誘導効果が生み出す遠近感のある峡谷的風景
ガードレールがない場所と比較すると、上記の風景上の効果を確認できます。
おそらく、このガードレールが持つ風景上の効果は、道から落ちる(外れる)ことを防止するという、ガードレール本来の機能(安全機能、迷わない機能など)を無意識レベルで理解して生じる、いわば生理的レベルでの安心感を基礎に成り立っていると考えます。
ここに配置されているベンチも実用性とむやみに目立たないことが調和してとてもよいと思います。散歩者や自転車利用者が一時立ち止まるたまり場として利用しています。
ベンチ
年度末のでこぼこ補修では、私が予期していなかった路盤の補修も行われました。
数年間放置されていた路盤の崩れ
年度末に補修された路盤の崩れ
この補修は千葉市が実施しましたが、行政上の仕分けが路面の補修は千葉市(公園)、路盤の補修は千葉県(河川)と聞いたことがあるので、意外でした。
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