私の散歩論

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2013年6月9日日曜日

趣味活動としての「流域散歩と地誌作成」について

趣味活動の分析 1

1 多様なブログ記事
このブログ「花見川流域を歩く」では今年の4月以降だけでも、主な話題として次のような記事を掲載しています。

・花見川サイクリングロードの風景
・花見川流域の小崖地形
・鉄道連隊の花見川架橋
・花見川からの天然ガス湧出
・花見川地峡と印旛沼筋の戸地名
・千葉土木事務所に対する質問と回答

私が多様な話題に興味を持っていることは、それが私の特性であるのでそうなっているまでです。特定のテーマを掘り下げてブログ記事を書かれるのもよいし、私のように多様な話題に興味を持つのもまたよいことだと思います。優劣はありません。

2 新しいタイプの趣味モデル
このように花見川流域の多様な事柄に興味を持ってきて、記事の蓄積が進んだために、気がついたら、花見川流域の地誌をまとめることができるのではないかと、欲張りの気持ちが生れました。(2013.01.06記事「花見川流域の7つの課題」、2013.01.07記事「花見川流域の7つの課題-課題追究の目的・方法-」、2013.01.09記事「花見川流域の7つの課題-花見川流域地誌を地域づくりに活かす方法-」参照)

そして、このようなブログによる情報発信を通じて花見川流域の地誌をまとめていく活動を、新しいタイプの趣味モデルとして意識するようになりました。

「流域を歩き、気がついたことを調べ、地誌としてまとめていく」趣味モデルです。
「流域散歩、地域資産発見・活用促進」趣味モデルです。
とりあえず「流域の魅力発見活動」と仮称することにします。
より適切な名称は追って考えたいと思います。

3 趣味モデル「流域の魅力発見活動」の魅力分析
この趣味モデル「流域の魅力発見活動」の楽しさについて分析してみました。

ア 趣味モデルの核心部分にある心理
趣味モデル「流域の魅力発見活動」の核心部分にある心理
●受身的発見の楽しさ(現場における新事実、疑問、不思議等の自分レベルの発見の楽しさ。課題発見の楽しさ。)
●探究の楽しさ(現場における観察、図書からの得た知識、行政から得た知識、パソコンを使った分析[GIS等]等に基づく課題探究の楽しさ。)
●情報発信の楽しさ(受身的発見と課題探究のそれぞれのプロセスを情報発信する楽しさ。)

イ 狭量な自己満足心を防ぐ仕組み
課題を発見し、探究する楽しさは、情報発信する(ブログ記事を書く)という行為の中で狭量な自己満足心に陥ることを防ぐことができると思います。
なぜなら、情報発信することにより、読者の方のコメントをいただいたり、行政に質問したりしますので、自分と社会との間に情報の通路ができるためです。

趣味モデル「流域の魅力発見活動」では自分だけでなく、社会自体も(ブログ読者や行政も)これまで不明であった事実を知り、新たな流域の魅力を知り、楽しむ活動になることを目指したいと思います。

ウ 学習心は存在しない
なお、この趣味モデルの核心部分に学習心はありません。単に、知らない事実や知識を学習により知っても、散歩によって知っても、そこに心ときめく真の面白さはありません。学習というキーワードには、すでに学ぶべき客観的知識が存在するという前提が存在しています。回答が既に用意されている課題をいくら学習しても、つまらないことです。学習と探究は類似の活動ですが、趣味モデルにおける意義は根本的に異なります。

エ 活動の加速習熟の楽しさ
趣味モデルの周辺部分にスキルアップの楽しさがあります。散歩の仕方、カメラやパソコンの技術、課題発見方法、調査分析方法、表現技法等のスキルアップは楽しいことです。
趣味モデルの活動を加速習熟する楽しさは、残り少ない人生時間(※)を有効に使いたいという潜在意識とリンクしているようです。
※高齢者のみならず、成人すべての人の残り時間は限定されていると考えます。



つづく

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