私の散歩論

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2013年12月12日木曜日

和良比レーキと吉岡レーキの地溝観察 つづき

花見川流域の小崖地形 その74 (5mメッシュDEM図を読む 13

1 観察場所
和良比レーキと吉岡レーキはその形成主因が地溝です。
次にこれまでに紹介した「純正」な地溝形状が観察できる場所以外での観察を紹介します。

和良比レーキと吉岡レーキの観察場所

2 和良比レーキの地溝観察

四街道駅近くで、和良比レーキ形成の主因となった地溝を観察しました。

次の空中写真はGoogle earthで取得した画像です。

和良比レーキの地溝付近のGoogle earth画像
画面上が南方向

この画像に地形段彩図を半透明にしてオーバーレイして、そこに説明と写真撮影位置を示しました。

説明図

現場で撮影した風景写真は次の通りです。

現場風景写真

和良比レーキを各所から観察しましが、浸食谷はよく観察できますが、地溝の形状を直感的に認識することは宅地開発による人工改変と建物の影響で大変困難でした。

3 吉岡レーキの地溝観察
浸食谷の影響を受けている付近の吉岡レーキの地溝を観察しました。

次の空中写真はGoogle earthで取得した画像です。

吉岡レーキの地溝付近のGoogle earth画像
画面上が南西方向

この画像に地形段彩図を半透明にしてオーバーレイして、そこに説明と写真撮影位置を示しました。

説明図

現場で撮影した風景写真は次の通りです。

現場風景写真


吉岡レーキの現場では、佐倉街道が通る「純正」な地溝形状が観察できる場所以外では、浸食谷はよく観察できますが、地溝の形状を直感的に認識することは樹木が視界を遮り大変困難でした。

関連する感想
上記のように、現場での観察で困難に遭遇した場合、現場の状況と地図情報(GIS上の情報)を関連づけるツールとしてGoogle earthの鳥瞰的空中写真が極めて有効であることに気がつきました。

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