花見川流域の小崖地形 その105
カシミール3Dにより地形の立体表示による観察、分析ができるようになったので、そのツールを活用して、印旛沼筋全体と花見川流域付近の変動地形分布図を中間的なステップですが、試作してみました。これまでこのブログで調査してきた情報の概略も書き込んであります。
印旛沼筋・花見川流域付近の変動地形分布図
基図は地形段彩図
参考 印旛沼筋・花見川流域付近の変動地形分布図
基図は一般地図
印旛沼筋(=向斜軸)の北岸を中心に隆起軸と沈降軸がのたくりまわっていますが、南岸にはそれが少ないのが特徴です。
また花見川流域には特徴的で顕著な小崖(=断層崖)が発達していますが、そのような変動地形は印旛沼筋北岸では見られません。
変動地形現象の発生様式が地域によってこのように顕著に異なるという事実を確認できただけで、自分にとってはよい学習刺激になります。
なぜこのような違いが生まれるのか、これからの検討の中で絶えず意識して行きたいと思います。
その違いの要因等が少しでも判れば、恐らく印旛沼筋河川争奪現象の成因検討も深まると思います。
なお、変動地形の検討は次のようなパソコン画面構成で行っています。
変動地形検討の画面構成
参考 変動地形分布図のGoogle earth表示
参考 変動地形分布図のGoogle earth表示
分布図は半透明
参考 変動地形分布図作成域付近のGoogle earth表示
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