花見川流域の自然・歴史を知るための図書紹介 39
築地書館「日曜の地学」シリーズ19として発行された図書であり、千葉県の地形や地質の現場観察に便利になるようになっている本です。
「千葉の自然をたずねて」の諸元、内容、主要目次
【諸元】
書名:日曜の地学19 千葉の自然をたずねて
監修:近藤精造
発行所:築地書館
発行日:1992年2月20日
体裁:B6判、284頁
【内容】
この本は具体的に千葉を例にして、それぞれの地域別に、歩いて自然から学ぶゆきかたをとっている。地形や地質などの自然の実態を、その場所での露頭観察で読みとったり、縄文や万葉の昔のなぎさを地形から学んだり、自然の改変によってもたらされる影響の深さなどを示してくれている。(まえがきより)
この本は、これまで出されている“日曜の地学シリーズ”とくらべて少し違ったところがあります。それはわたしたちの身近な自然を積極的にとりあげた点です。(あとがきより)
【主要目次】
花見川流域に係る項目の細目次は次の通りです。
2 古東京湾のなごり-花見川・印旛沼-
みどころ
地形図
埋め立て以前の幕張をさがす
花見川低地と幕張砂丘のおいたち
東京湾岸の海岸林のなごり
花見川開削の歴史
湧き水をさがそう
印旛沼の水
古鬼怒湾を掘りだす
13万年前の「印旛潟」
鶴巻の貝化石
千葉の自然をたずねて
花見川付近に関して、イラストが豊富で親しみやすい地学解説書です。
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