2014.11.29記事「Google earthを使った古代東国駅路網変遷文献調査 その3」では2枚の類似画像を掲載していますが、カメラアングルは違ってしまっています。
それに気がつくと、今後の作業では一連の説明をする場合には、画像のカメラアングルは同じにしたくなります。
調べたところ、いとも簡単にカメラアングルを保存できることがわかりました。
Google earth画面で表示しているカメラアングルを保存する方法 1
Google earth画面の左にある場所パネルの表示しているkmlファイルを右クリックして、出てくるメニューの中から「ビューのスナップショット」をクリックするだけです。
Google earth画面をいろいろ変化させた後、再び保存したカメラアングルに戻る時は、先ほどの場所パネルのkmlファイル名をダブルクリックすれば、保存したカメラアングルに自動で戻ります。
さらにGoogle earthの使い勝手の良さを見つけました。
表示しているkmlファイルに目印を加え、その目印を右クリックして出てくる「ビューのスナップショット」をクリックすれば、その時のカメラアングルが保存されます。
つまり、目印を沢山加えて、それぞれに別のカメラアングルを保存することができるのです。
Google earth画面で表示しているカメラアングルを保存する方法 2
この例では5つのカメラアングルをそれぞれの目印に保存しています。
様々なカメラアングルの画像
ここでは説明のために目印を表示していますが、実用するときは目印を消すことができます。
一旦セットすれば様々なアングルからの表示が即時にできますので、現在取り組んでいる考古歴史に関する空間的認識を深める上でGoogle earthは強力なツールになると確信しました。
北が上の地図ではない地図を見ると、おそらく新たな空間的関係が見つかり、空間的発想が刺激されて発想が豊かになると思います。
また、遠方まで汎日本的、汎東アジア的にまで空間を広げることができますから、その点でも発想が豊かになると思います。
同時に、通常のGISと異なり専門的操作を憶える(習う)必要がほとんど無いのでGoogle earthに強く魅力を感じます。
今後は基礎的地理情報はGISでつくり、空間的検討と表現はGoogle earthで行おうと思います。
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参考
●Kashmir3Dでは、カシバード(3D地形を作成する機能)で「ファイル」→「名前をつけて保存」で、3D地形画像のカメラアングル等の設定を保存できますから、同じカメラアングルを再現できます。
●QGISには「空間ブックマーク」という機能があり、ブックマークした画面をいつでもそのまま復元できます。大変便利です。
●地図太郎PLUSでは画面位置・縮尺を保存する機能がないため、画面中央位置情報を「センタリング」という機能で知り、その時の縮尺表示を含む画面全部をプリントスクリーンキーを使って画像として保存しておきます。画面を復元したいときには保存しておいた画面画像を見て、センタリング数値と縮尺数値をそれぞれ手入力します。大変原始的です。
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