大膳野南貝塚が位置する袋小路台地面の後期旧石器時代ブロック分布図を作成してみました。
全ての文化層のブロックを同列に一括して扱ったものですから、大ざっぱな思考ですが、思考しないよりははるかにましです。
ブロック分布図
典拠資料オーバーレイ
ブロック分布図
典拠資料を取り去り、背景図を1960年代千葉市都市図にしたもの。
このブロック分布図に2017.01.09記事「大膳野南貝塚 旧石器時代狩の様子」の思考結果を投影すると、次のようなブロックと狩場の対応関係図をつくることができます。
後期旧石器時代ブロックと対応する狩場(推定)
A谷、B谷、C谷が狩場として利用されていたことがわかります。
また、獣の追い落としが谷頭から行われたことが推察できます。
さらにD谷は谷頭が緩傾斜であるため、狩場としては利用されていなかったことも推察できます。
旧版2万5千分の1地形図では思考を深めることをはばかってしまいましたが、1960年代千葉市都市図(縮尺3000分の1)を使うと、地形の様子がリアルになる分だけ思考の自己規制が解けます。
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