私の散歩論

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2018年10月17日水曜日

遺跡DB感想 神社と遺跡との関係

約2万の千葉県遺跡データの中で「立地」に神社や神社境内などの記述があるものが324(暫定)あります。遺跡の種別と時代の対応のイメージは次のようになり類別がかなりはっきりしています。
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●「立地」に神社・神社境内等が記述されている遺跡
貝塚(縄文~古代)17
集落跡(縄文~古代)11
包蔵地(縄文~古代)80

洞穴(弥生~古墳)1
古墳(古墳)84
横穴(古墳~古代)8
官衙跡(古代)1

寺院跡(古代~中近世)2
生産跡(古代~近世)2

やぐら(中世~近世)11
砦跡(中近世)1
城館跡(中近世)57
塚(中近世)49
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1件1件の遺跡の状況を詳しく調べることが最初に必要であることは言うまでもありませんが、神社の始まりが遺跡の存在と関わっているものが数多くあることは確実だと考えます。
「立地」に神社と書かれていなくても現場に行けば神社が存在する遺跡も数多くあると想像します。
遺跡データベースを詳しく分析すれば遺跡の存在と神社(信仰の場所)発生との関係を詳しく予察することが出来そうです。

なお、これらの情報のなかで神社つまり信仰の場の発生が縄文時代に遡ることができるものがあるかどうか、特段の興味があります。
どのような情報をあつめれば、あるいはどのような思考をすれば当該神社(信仰の場)の起源が縄文時代にさかのぼると言えるのか、学習を深めることにします。まず縄文-弥生-古墳の社会連続性について学習することにします。

花見川風景



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