縄文土器学習 25
一鍬田甚兵衛山南遺跡出土隆起線文土器9点と共伴出土石器12点の閲覧が叶いました。
現物を観察するのと、書物のなかの写真を見るのとでは、そこから得られる情報量と質が全く異なります。
隆起線文土器現物を目の当りにみて、最初に浮かんだ感想はそれが当時貴重物、宝物であったに違いないということです。
現物をみるまでは草創期土器は粗雑で壊れやすいにちがいないと想像していたのでしたが、全く正反対でした。草創期土器は材質も焼きも整形もすべてしっかりしていて、丁寧に使われたにちがいないという印象を受けました。
今後閲覧土器、石器の写真を詳しく観察して考察を深めることにします。
一鍬田甚兵衛山南遺跡出土隆起線文土器閲覧の様子(千葉県教育委員会所蔵)
隆起線文土器(千葉県教育委員会所蔵)
一鍬田甚兵衛山南遺跡隆起線文土器と共伴出土した石器(有舌尖頭器)閲覧の様子(千葉県教育委員会所蔵)
土器、石器ともに3Dデータ化を意識してミニ台に乗せて360度で多様な角度から多数写真を撮影しました。
隆起線文土器(千葉県教育委員会所蔵)
尖頭器(千葉県教育委員会所蔵)
今後検討結果を随時記事にします。
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