千葉県の縄文土器形式別出土遺跡数を上位から並べてランキング形式の表とグラフをつくりました。
出土遺跡数が多いということはそれだけ出土土器個体数が多いと推測することができます。そのため調査研究も進み縄文土器学習の初心者にとっては格好の学習対象になると考えます。
そのような観点（土器実物閲覧のしやすさ、情報量の多さ）からこの上位30傑については詳しく学習していきたいと思います。
なお、上位10傑だけをみても早期2、前期3、中期2、後期2、晩期1（安行は一括して晩期に含めています）となり、草創期を除く5期のバランスがとれたような土器形式出現となっています。中期や後期の社会発展が特段に大きかったことは確認できますが、それにくらべて早期、前期、晩期のピーク時期も極端に引けを取っていないという印象を受けます。
中期と後期のピークが「行き過ぎ」であり、早期、前期、晩期のピークが「妥当」な姿なのかもしれません。
ランキングの全情報は次のとおりです。
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