私の散歩論

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2019年8月27日火曜日

千葉市土気あすみが丘プラザ展示室の観覧

縄文土器学習 247

千葉市土気あすみが丘プラザ展示室が8月10日にリニューアルオープンしたとの報に接し、観覧してきました。リニューアルの報以前にはこのような施設の存在自体を知りませんでした。

土気あすみが丘プラザ展示室の全景 中央にあるのは土気地区ジオラマ
へたな博物館をその展示内容の質の高さからはるかに凌駕する、素晴らしい施設です。緑区のコミュニティ施設内部にこのようなへたな博物館以上の展示があることに驚きました。

土気地区は旧石器時代及び縄文時代における千葉県最重要の狩猟場です。列島規模でみても本州中央部付近の極めて有数な狩猟場の一つと考えられます。
旧石器時代と縄文時代展示は狩猟という観点から設計されているように感じられます。
旧石器時代は石器が縄文時代は土器(18点)が展示されています。展示物は圧巻といえるものです。さらに解説パネルに書かれていることがまさに研究最前線の最新知識であるように感じられ興味が尽きません。

旧石器時代展示 植刃器製作復元資料が展示され参考になります

縄文時代展示 縄文時代初期の土偶も展示されています

古代の展示も南河原坂窯跡群に関連するもので遺跡の復元模型や多数の出土物があり、以前から深い興味をもって何回もブログ記事を書いてきています。しかし、今回の観覧では自制しておざなりの写真撮影程度にし、意識のほとんどを旧石器と縄文に割り振りました。

リニューアルの考え方のパネルがあり、この展示施設は単純な地域住民向け広報ではなく、今後の土気地区研究のための出発点としての意義があることがわかります。

リニューアルを終えて

なお関連するパンフレットや資料は展示施設にはありませんでした。
次の千葉市ホームページに情報が掲載されています。
土気あすみが丘プラザ展示室リニューアルオープン

展示18点の縄文土器について3Dモデル作成用撮影を行いました。移入土器である十三菩提式土器などもあり、学習の楽しみ素材が増えました。


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