1 縄文後期「栗林遺跡の貯蔵穴」(中野市栗林遺跡) 観察記録3Dモデル
縄文後期「栗林遺跡の貯蔵穴」(中野市栗林遺跡) 観察記録3Dモデル
栗林遺跡では、約4000年前の食料を貯蔵する穴が多数発見された。これは77号貯蔵穴の断面をはぎとり、標本としたもので、クルミやそれを加工した石皿も残っている。
撮影場所:長野県立歴史館
撮影月日:2020年2月14日
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.530 processing 26 images
展示の様子
2 感想
次の説明パネルがあり、土坑の大きさを実感できるためとてもよい展示だと感心しました。
縄文後期「栗林遺跡の貯蔵穴」(中野市栗林遺跡)説明パネル
なお、3Dモデルに簡易付与した実寸法(※)から剥ぎ取り標本の寸法は縦140㎝、横185㎝です。土坑の大きさは底部付近の直径が約1m、深さが底部からパネル最上部までが約115㎝です。(※写真撮影時に標本脇に折尺を置くことで、3DF Zephyr Liteの機能で実寸法を付与しました。)
他の展示物と同じですが、3Dモデルにすると自由に「いじれる」ので観察の密度が濃くなります。
土器だけでなく、剥ぎ取り断面標本も3Dモデルにする価値があると感じました。
加曽利貝塚博物館や千葉市埋蔵文化財調査センターに貝層などの素晴らしい剥ぎ取り断面標本がありますから、コロナ禍が去ったら3Dモデル化して、机の上でじっくり観察してみたいと思います。
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