縄文社会消長分析学習 57
有吉北貝塚学習を深めるための分析インフラ整備の一環として、開発前地形の復元3Dモデルの作成に到達できました。今後の有吉北貝塚関連考古学習がはかどると期待できます。
発掘調査報告書による詳細データがある遺跡とは即ち開発前地形が失われた場所です。開発前地形DEMは国土地理院DEMとして入手できません。しかし開発前地形情報は旧版図等高線から知ることができます。その等高線からDEMを復元し、復元3Dモデルを構築することができます。開発前等高線があれば、考古遺跡を3Dモデルの中で検討できることになります。したがって等高線から3Dモデルを構築するスキルは、考古遺跡学習の強力分析ツールとして価値の大きなものです。
この記事では出来立てホヤホヤで、まだ湯気のでている有吉北貝塚の開発前地形復元3Dモデルを示します。
1 1960年代千葉市都市図等高線による地形復元3Dモデル
有吉北貝塚開発前地形の復元3Dモデル(表示:1960年代千葉市都市図)垂直倍率:×5.0
標高情報:1960年代千葉市都市図等高線
3Dモデル作成ソフト:GRASS(モジュール v.surf.rst)、QGIS(プラグイン Qgis2threejs)
3Dモデル画面(Qgis2threejs)
有吉北貝塚開発前地形の復元3Dモデル(表示:1960年代千葉市都市図)の動画
2 有吉北貝塚遺構配置図の地形復元モデル表現
有吉北貝塚開発前地形の復元3Dモデル(表示:有吉北貝塚遺構配置図)垂直倍率:×5.0
標高情報:1960年代千葉市都市図等高線
3Dモデル作成ソフト:GRASS(モジュール v.surf.rst)、QGIS(プラグイン Qgis2threejs)
3Dモデル画面(Qgis2threejs)
有吉北貝塚開発前地形の復元3Dモデル(表示:有吉北貝塚遺構配置図)の動画
3 メモ
・見様見真似のQGIS・GRASS操作習得活動の中で、幾つかの技術的ハードルを越えて等高線から地形3Dモデルを作成するスキル習得まで到達することができました。
・スキルの基本が判ったので、今後そのスキルを考古学習により的確に応用できるように磨きたいとおもいます。
・3Dモデルを使った考古学習分析は今後の記事で展開します。
・等高線から3Dモデルを作成するスキルそのもののメモはブログ番外編で記事にする予定です。
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