縄文土器学習 504
千葉県立中央博物館令和2年度企画展「ちばの縄文」で展示されている鉢ヶ谷遺跡土坑出土舟形土器の3Dモデルを作成して観察しました。
1 縄文中期初頭舟形土器(東金市鉢ヶ谷遺跡) 観察記録3Dモデル
縄文中期初頭舟形土器(東金市鉢ヶ谷遺跡) 観察記録3Dモデル土坑出土遺物、千葉県有形文化財(2002)
撮影場所:千葉県立中央博物館令和2年度企画展「ちばの縄文」
撮影月日:2020.11.10
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.014 processing 113 images
展示の様子
展示の様子
展示の様子
3Dモデルの動画
2 メモ
・展示左に把手があり、手前側が欠けています。
・器面の外面・内面ともに微小の点が密生していて、写真をアップすると粘土に多量の砂(鉱物)がふくまれていて、それが点としての突起、あるいはその砂(鉱物)が脱落した跡の点としての穴であることがわかります。このような砂(鉱物)が多量に含まれている粘土で作られた土器を、それとして意識して観察したのは、自分ははじめてです。
舟形土器内面の拡大写真
・全体の形状について自分がイメージするものはカラスウリの実やアケビの実を半分にした形です。もしかしたら食用や薬用に使ったこれらの有用実をイメージした木製品容器がつくられ、その木製品容器のミニチュアを土器として作成し、祭祀道具として使ったのかもしれません。
舟形土器オルソ投影画像(上から)
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