縄文土器学習 605
この記事では今年2月まで開催された加曽利貝塚博物館R2企画展「あれもE…」で展示された加曽利EⅢ式土器(No.61)を3Dモデルで観察します。
1 加曽利EⅢ式深鉢(No.61)(流山市中野久木谷頭遺跡) 観察記録3Dモデル
加曽利EⅢ式深鉢(No.61)(流山市中野久木谷頭遺跡) 観察記録3Dモデル撮影場所:加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」
撮影月日:2021.02.16
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.019 processing 49 images
展示の様子
3Dモデルの動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開
3 観察メモ
沈線による垂下文の付いた渦巻文に興味を持ちます。次のような想像的感想が生まれました。
地中から吹き上がった湧泉が弧を描いて流れ落ちる様子という空間立体的な様子が土器表面に渦として表現されている。同時にその吹き上がった水が土器の内部に吸い込まれていくという空想的渦の様子が表現されている。
縄文人は渦を多義的な観点を込めて造形したと想像しました。
渦巻文(垂下文付)の塗色(沈線部分を塗色)
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