八千代市立郷土博物館で開催中の「らくがく縄文館-縄文土器のマナビを楽しむ-」で展示されている3系統キメラ土器「深鉢(阿玉台式・勝坂式・七郎内Ⅱ群)(柏市小山台遺跡)」の3Dモデルを作成してじっくりと観察しました。
1 深鉢(阿玉台式・勝坂式・七郎内Ⅱ群)(柏市小山台遺跡) 観察記録3Dモデル
深鉢(阿玉台式・勝坂式・七郎内Ⅱ群)(柏市小山台遺跡) 観察記録3Dモデル撮影場所:八千代市立郷土博物館「らくがく縄文館-縄文土器のマナビを楽しむ-」
撮影月日:2021.11.02
展示の様子
ガラスショーケース越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 102 images
3Dモデルの動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkにより3Dモデルを平面に展開しました。
GigaMesh Software Framework作業風景
GigaMesh Software Framework展開図
GigaMesh Software Framework展開図(色調調整)
3 観察
1 異系統文様の同一個体共存(キメラ)の様子
展示解説会で説明があった、この土器の3系統文様共存(キメラ)の様子を次に示します。
3系統文様共存(キメラ)の様子
2 人体文の理解
人体文の様子を次のように理解しました。
人体文の理解
人体(カミ?)が土器に抱きついています。より突っ込んだ見方をすれば、人体(カミ?)を土器として表現したものであると考えます。人体の右足と左手の3本指が表現されていると考えます。人間ではなく、描いたのはカミだから、それを誤解されないように指を5本ではなく、わざと3本にしたのだと思います。
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