私の散歩論

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2022年6月28日火曜日

人面装飾付深鉢形土器(笛吹市釈迦堂遺跡) 観察記録3Dモデル

 Human face decoration pottery (Shakado Site,Fuefuki City) Observation record 3D model


I imagined this pottery as a prayer pottery in which the snake god (the god with the snake on his head) threatened against natural disasters and tried to obtain stable food.


この土器は、ヘビ神様(ヘビを頭に乗せた神様)が自然災厄に対して威嚇し、食べ物を安定して得ようとする祈願土器と想像しました。

1 人面装飾付深鉢形土器(笛吹市釈迦堂遺跡) 観察記録3Dモデル

人面装飾付深鉢形土器(笛吹市釈迦堂遺跡) 観察記録3Dモデル

縄文時代中期中葉

展示説明:「土器は下半部を欠損していますが、把手の付け根部分に眉や口の表現があり、人面装飾であることがわかります。正対する位置の把手にも人面装飾が存在しており、いずれも人面の上にはヘビが装飾されています。」(注:展示正面の人面装飾には眉や口表現は見られません。)

撮影場所:山梨県立考古博物館令和4年度春季企画展「心を描く縄文人 -人面・土偶装飾付土器の世界-」

撮影月日:2022.06.01


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.506 processing 208 images

Human face decoration pottery (Shakado Site,Fuefuki City) Observation record 3D model

Mid-Middle Jomon period

Location: Yamanashi Prefectural Archaeological Museum Reiwa 4th Spring Exhibition “Jomon people who draw their hearts-The world of pottery with human face and clay figurines-“

Shooting date: 2022.06.01

Shooting through a glass showcase

Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.506 processing 208 image


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 メモ

・人面(把手付け根の半球)は展示説明にある眉や口を観察できないです。

・人面はリアルな産道出口(外陰部)から出る様子を描いていると捉えます。

・人面のある把手には大小2つの丸い中空があり、正面から見るとそれぞれ目のように見えます。人面を生み出している母親と祖母の霊のように妄想します。女神3世代継続を象徴しているように妄想します。

・人面の上に乗るヘビには2つの目があり口も大きく土器外側を威嚇しているように感じます。

・人面の無い把手はヘビの口が垂直に上を向いています。これも威嚇の姿だと考えます。

・人面(人の姿をした神)はヘビの神であり、毒蛇(マムシ)の威力で土器内部に災厄が到来しないように守っている、毒蛇が威嚇して災厄から土器内部のものを守っていると想像します。

・この土器は、日照り、長雨、豪雪、山火事、…などの自然災害で食料となる植物や動物が得られなくなるという災厄に対して、ヘビ神様が威嚇して食べ物が十分に得られるように祈願した土器だと想像します。



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