Notes on how to create a 3D model of the outdoor plaster furnace base micro-topography
I will make a note of how to create a 3D model of the outdoor plaster furnace base microtopography from the survey map information. so as not to forget. It turns out that anything that can draw a hypothetical cross section can be made into a 3D model. Great achievement for me.
実測図情報から屋外漆喰炉基底微地形の3Dモデルを作成する方法をメモします。忘れないようにするためです。想定断面図を描けるものならば、どんなものでも3Dモデルにすることが判りました。自分にとって大成果です。
1 基底微地形の想定等高線図作成
基底微地形の3Dモデルを作成するためには、基底微地形を想定する必要があります。想定基底微地形は等高線で表現することにします。等高線の描画は十字に分布する2断面図標高情報から行います。今回は「自分の技術的常識(直観)」で行いました。作業をする中で、基底微地形の想定にも様々な技術的検討が有りうることに気が付きましたが、今回はそこまで踏み込みません。なお、作業はillustratorで行いました。
基底微地形の想定等高線図
2 想定断面図作成
想定等高線図から想定断面図を作成します。
基底微地形の想定断面図
作業はillustratorで行いました。
3 Blenderにおける想定断面線描画
Blenderの2D Animation画面で想定断面図を下書き画面として想定断面線を描画します。作業はベジェ曲線描画風の操作でグリースペンシルとして描画します。描画した想定断面線各々を所定の平面位置と高さ位置に配置します。
断面線を3D空間に配置した様子
4 Bsurfaces機能による微地形面生成
BlenderのBsurfaces機能により微地形面を生成します。実際の操作はオブジェクトモードで、編集(サイドバー)→Bsurfaces→Initialize(Add Bsurface Mesh)→Guide strokesのグリースでスポイトでオブジェクトをチェック→Add Surface→簡易な曲面が生成するので新たに表示されるウィンドウでクロスと追従の数値を変更して曲面の分割数を設定して好みの精細さにする。
生成した曲面(垂直倍率×2で作業した場合)
5 参考 等高線から生成した微地形面(失敗事例)
Bsurfaces機能では等高線からも曲面を生成することができます。しかし曲面生成の大前提として、同じ値の等高線は全て連続している必要があります。今回の基底微地形には凹地が3個所あり、同値等高線(-40㎝)が3個所に出現します。つまり同じ値の等高線が連続しないで3個所に出現します。そこで、それぞれの凹地に対応した曲面を3つつくって、それをブーリアン結合してみました。
3つの曲面をブーリアン結合した様子 断面(垂直倍率×5)
木に竹を接いだような印象を受ける微地形となり、強い違和感をおぼえます。失敗事例となります。
6 感想
6-1 断面図を利用した3Dモデル作成技術の汎用性
遺構や遺物の想定断面図ができれば、Bsurfaces機能を使って3Dモデルにできることが判りました。汎用的技術として使えそうです。断面線の精度を良くして、また数を増やせばより精度の高い3Dモデルが出来ると期待できます。
一方、illustratorにおける等高線作成と断面線作成という手間、また断面線をBlenderでなぞりさらに空間配置するという手間にはうんざりします。しかし、作業の合理化・省力化の余地は大いにあると直観できます。
なにはともあれ、考古実測図から想定断面図を描けるものならば、どんなものでも手間暇かければBlenderで3Dモデルにすることができると判りました。自分レベルでは大成果です。
6-2 QGIS(GRASS)による等高線を使った3Dモデル作成の可能性
等高線から精度の高い3DモデルをQGIS(GRASS機能利用)で生成できます。同じ値の等高線は連続していなければならないなどの制約はありません。等高線が途切れていても、等高線の間隔が不定でも3Dモデルを生成できます。
ブログ花見川流域を歩く番外編2020.12.19記事「紙地図等高線から地形3Dモデルを作成する方法」
屋外漆喰炉基底微地形の想定等高線を仮想スケール・場所に変換してQGISで3Dモデルにしてみることにします。この方法が成功すると、作業の大幅な効率化・高精度化が実現するかもしれません。
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