私の散歩論

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2023年2月2日木曜日

アユ・ウナギと制水門

 花見川よもやま話 第8話


Sweetfish, eels, and flood control gates


I had a dream that I wanted to turn the Hanami River into a river where sweetfish and eels swim upstream to lay eggs.


アユ・ウナギが遡上して産卵する花見川にしたい。そんな夢を見てみました。


アユ

1 花見川を登りたがっているアユ・ウナギがいる

花見川には制水門というダムアップ施設が2つあります。


花見川の2つの制水門


長作制水門 Google Map 3D表示引用

主な機能は潮留であり、それより上流に潮が遡上しないようにして、農業用水取水の便を図るための施設です。


天戸制水門 Google Map 3D表示引用

主な機能は花島~柏井付近の被圧地下水流出対策のための施設です。河道を湛水しておかないと河岸からの被圧地下水流出で河道が侵食され、その維持が出来ないようです。

長作制水門の直下ではアユ・ウナギが観察されています。


長作制水門直下の魚類観察記録

出典:印旛放水路(下流部)環境概要図(平成17年1月、千葉県千葉地域整備センター)

webを検索すると、長作制水門直下で情報通によるアユ釣りが行われているようです。

アユ・ウナギは2つの制水門で花見川を登ることが出来ません。

●情報

web検索すると2つの制水門上流の弁天橋付近でアユを釣ったという記事があります。それが事実であるのか、錯誤であるのか不明ですが、2つの制水門をジャンプで乗り越えて花見川を遡上するアユが例外的にいるのかもしれません。

2 近隣の都川や海老川ではアユ・ウナギが遡上している

web検索すると千葉市都川ではアユ・ウナギが遡上し、アユは産卵している記事を見かけます。船橋市海老川でもアユ・ウナギが遡上している記事を見かけます。

都川や海老川でアユ・ウナギが遡上していることと、花見川で長作制水門直下までアユ・ウナギが登ってくるのも、それが水質改善が進んだ現代ご時世の自然の姿であると考えます。そして花見川で2つの制水門でアユ・ウナギ遡上を妨げていることが「不自然」であることは誰の目にも明らかです。

3 花見川にアユ・ウナギを遡上させる夢

私は、花見川にアユ・ウナギを遡上させたいという夢を見て、それを希望します。花見川支流勝田川の橋梁上からアユやウナギが観察できるような河川環境ができれば、それはまさに自然と共生した都市の姿であるというものです。

しかし、花見川にアユ・ウナギを遡上させる夢はまだぼんやりしていて、もし人に話してもほとんど説得力がないものです。それは花見川の魚類そのものに関する情報、水質的生態的環境についてほとんど情報を持っていないからです。アユ・ウナギを花見川に遡上させることの生態的・社会的価値の大きさを説得的に話すことができません。これから先、機会を見つけて情報を収集し、アユ・ウナギ遡上価値について学習を深めたいと思います。

また現在の2つの制水門にアユやウナギが遡上できる魚道機能を設置するとすれば、どのようなタイプの施設が考えられるのか、技術的・経費的な情報はどのようなものになるのか知りたいと思います。

花見川にアユ・ウナギを遡上させる夢をぼんやりしたものから、少しずつピントのあったものにして行きたいと思います。


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