Creating a 3D distribution model of artifacts in a test grid
I have come up with the creation of a 3D distribution model of artifacts in a test grid of shell layers on the northern slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound. For the first time, the relationship between artifact distribution and shell layer distribution in 3D space has been visualized. You can observe the artifact distribution characteristics right before your eyes, which can never be understood by artifact ledger data alone.
有吉北貝塚北斜面貝層のテストグリッドの遺物3D分布モデル作成にたどり着きました。3D空間における遺物分布と貝層分布の関係がはじめて可視化されました。遺物台帳データだけでは決してわからない遺物分布特性が目の前で観察できます。
1 有吉北貝塚北斜面貝層331グリッドの土器等遺物3D分布モデル
有吉北貝塚北斜面貝層331グリッドの土器等遺物3D分布モデル出土遺物のうち、土器・土製品、石器・石、骨角歯牙製品、貝製品を赤CUBE(5cm×5cm×5cm)で表示
グリッド枠は2m×2m×6m
3Dモデルの動画
3Dモデルの画像
2 全遺物3Dモデルと土器等遺物3Dモデルの比較
全遺物3Dモデルと土器等遺物3Dモデル
XZ象限オルソ投影
YZ象限オルソ投影
XY象限オルソ投影
XZ象限、YZ象限、XY象限はBlenderにおける象限です。
詳しい観察検討は追って行います。
・斜面貝層における土器等及び全遺物の分布は斜面に沿った分布をしていて、貝層とともに流下移動した様子を反映しています。
・斜面貝層上部は混土率の低い貝層(純貝層に近い貝層)ですが、その場所に土器等遺物出土が少ないことが大きな特徴となっています。
・二次堆積崩落層A(K層)から出土した土器等はほとんどその表層近くから出土しています。この層が形成されている途中に人為の影響が少なかったことがわかります。
・崩落層の基底層から多数の土器等が出土していて、注目に値します。北斜面貝層が収まるガリー侵食谷がアクティブだった時代に土器が投棄された証拠です。
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