花見川河川争奪を知る2 河川争奪とは
河川争奪という地学用語について、事典により簡単に復習しておきます。
河川争奪 piracy、capture 河川が流域を越えて隣の河川の水流を奪う現象。流域境界の位置は、河川の浸食力の違いを反映し、一方の河川の浸食が激しく、河床高度が低い場合には、他方の河川流域に食い込み、ついにはその水流を奪う。水流を争奪した河川では、流量の増加で下刻が進む。争奪された河川では、争奪地点から上流流域がなくなり、谷の大きさに対して流量が少ない川となる。そのような河川を無能河川、谷が切断された争奪地点をウィンドギャップ(風隙)という。(新版地学事典、平凡社)
河川争奪の説明イメージとして、デービス原画の次の絵をよく見かけます。
「geomorphology」(c.a.cotton 1958)より
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