基盤地図情報5mメッシュとカシミール3Dの活用
2011.12.8記事「地形断面図のレトロな作成法」に対抗できる、「レトロでない作成法」を紹介します。
基盤地図情報5mメッシュ(国土地理院より無償提供されている標高データ)をカシミール3D(フリーソフト)で運用すると、次のような地形断面図がワンタッチで作成できます。
カシミール3Dで作成した地形断面図
断面図の位置
地形断面図作成の手順は次の通りです。
1 画面上で断面の始点で右クリックし、出てくる窓の項目から「断面図」を選択する。
2 断面の終点の位置をクリックする。
これで断面図のウインドウが開きます。
好みの断面図に変更できるように各種ボタンがありますが、今回の作業では縦軸をいじって見やすくしました。(カシミール3Dは山岳における利用を標準としているので、縦軸の1メモリが100mになっている。)
断面図ウインドウのなかの人形アイコンを動かすと、その場所の高度などの情報が表示されます。
同じ位置の「レトロな作成方法」による地形断面図を次にしめします。
DMデータから手作業で作成した地形断面図
DMデータ等高線情報と5mメッシュでは精度上の差が歴然としています。
DMデータ等高線情報から私は東岸と西岸の河岸段丘の高さが違うと判断していましたが、5mメッシュの情報から、それは間違いで、両岸の河岸段丘は高度面でほとんど同じであることが確認できました。
もう、レトロな方法で作成した地形断面図は使えません。
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