私の散歩論

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2013年11月9日土曜日

花見川流域が面白い2つの理由

突然ですが、花見川流域が面白い主な理由が2つあることに気がつきましたので、メモしておきます。

花見川流域を散歩し、その記録をブログ「花見川流域を歩く」(2011115日開設)に書き、29ヶ月経ち、記事数も800になろうとしています。

花見川という超マイナーな流域を歩いて、感じたこと、考えたことを記事にしています。

ところが、全く意外なことですが、興味が尽きません。

それどころか、花見川流域について興味のテーマが雪だるまのように増えています。

その多くは、これまで先人がほとんど話題にしてこなかったことです。

花見川流域はまことに面白い場所です。

なぜ、花見川流域が私にとって面白い場所であるか? その主な理由として、次の2点を列挙することができます。

ア 花見川流域が近隣の流域と比べて、特段に濃密な自然史的・社会歴史的な舞台であること。

イ 「花見川流域を歩く」趣味活動に初歩的な次元でGIS等のICT技術を活用しており、それによって、流域の情報をある程度掘り下げて捉えることができていること。

アは客観的な理由です。
不覚にも、花見川流域がこのように濃密で重要な場所であるとは、当初は全く気がつきませんでした。
近隣地域とは河川争奪現象の存在により地勢が異なること。それにより原始時代から香取の海と東京湾の連絡通路であったこと。古代には東海道の一部として国家的規模の道路が二つの海を結んで建設されていたこと。…
これらの自然と歴史は、流域を散歩して、いろいろ調べて初めて知りました。
花見川が印旛沼堀割普請の舞台であることや現在の自然環境上の役割(東京湾と利根川水系を結ぶエコロード)を加えると花見川流域は際立って文化的価値のある場所です。
花見川は、日本のなかでも恐らく有数の歴史をもつ地峡河川です。

イは個人特有の理由です。
花見川流域の散歩を始めてから、生れて初めてGISソフトを使うようになりました。最近では情報の重ね合せ程度は手馴れて出来るようになりました。

自分が興味をおぼえるICT技術をより効率的に趣味活動に適用して、流域の情報をより深く掘り下げて捉えていると思っています。

趣味とはいえ、そうした取り組みをすることにより花見川流域に対する理解と興味がより確固としたものになっていると思います。

GISソフトを使いこなすなどの、以前はその実現を夢として描いていたICT技術を実際に初歩的ではありますが、実現したところに花見川流域に対する興味を深めている理由があることを実感しています。

現在は所持していないけれど、どうしても自分のものにしたいと考えたことがあるICT技術について、その習得にチャレンジして、そのプロセスを楽しみ、花見川流域に対する理解をより深めたいと思います。


花見川の風景

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