最初は手探りで、少しずつ遺跡の概要が判ってきたのですが、その検討経緯全てを覚えていることは不可能です。
そこで、途中ですが、一度全部の記事を読み返し、ふりかえり、今後の学習方向を確認してみました。
1 当初の学習方針
2016年7月29日の学習方針は次の通りです。
この学習方針は今でもその通りだと思っています。
特段の変更は行いません。
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●花見川-平戸川筋遺跡に関して深めている興味
ア 奈良・平安時代新規開発地が印旛浦に立地した理由(蝦夷戦争との関連、交通との関連)
イ 奈良・平安時代新規開発地の生業
ウ 奈良・平安時代の新規開発地が9世紀末頃に一斉に衰退、廃滅した理由
エ 墨書土器活動の新規開発地での意義(生業や「祭祀」からみた文字の意味等)
上谷遺跡学習ではこのような興味をさらに深める方向で学習したいと思います。
具体的な学習方針は次のように設定します。
●学習方針
ア 分析対象を奈良・平安時代の墨書土器及び土器以外の遺物等に絞って検討する
イ 遺構・遺物の具体情報を徹底してGISデータベース化してGIS空間上で分析検討する
ウ 既学習近隣遺跡との比較を検討の各段階で行い、奈良・平安時代新規開発地の特徴を考察する。
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2 学習経緯
学習経緯は次の通りです。
上谷遺跡 ブログ記事一覧
ブログ記事の概要をとりまとめて確認検討しましたが、そのメモは省略します。
3 今後の課題
これまでの学習で残された主な課題、生まれた主な興味(検討課題)を次にまとめました。
上谷遺跡 ブログ記事のテーマと検討課題
今後これらの課題に順次取り組みたいと思います。
課題が有限になりましたので、また右も左もわからないことがらは課題にはなっていません。
ある程度成算の見込める課題ばかりですので、取り組みを楽しみたいと思います。
4 今後の活動
これらの課題学習が一通り終わった段階で、上谷遺跡検討(学習)の区切りをつけます。
その後、総とりまとめを行い、上谷遺跡学習をまとまったコンテンツに仕上げるつもりです。
学習方針にある近隣遺跡との比較はさらにその後、改めて行うつもりです。
萱田遺跡群、鳴神山遺跡、船尾白幡遺跡について上谷遺跡と同程度のGIS適用を伴う再検討(学習)を行い、できるだけレベルを合わせて上谷遺跡と比較検討を行う予定です。
5 感想
当初は8月一杯くらいで形を付けるつもりだった学習も、すでに5ヵ月となりました。
GIS適用により多大の知見が得られるようになり、学習が面白くなったためです。
残された課題を効率的に学習し、再びできるだけ早く萱田遺跡群に戻って、GIS適用による学習をしたいと思っています。
GIS適用学習により、過去の萱田遺跡群学習における不十分さを是正するとともに、これまでとは比較にならない深いレベルの情報が得られると考えています。
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