加曽利貝塚博物館企画展「あれもE これもE -加曽利E式土器(千葉市内編)-」(終了)の展示土器38点の個別観察をメモしています。この記事では加曽利EⅣ式4単位波状口縁深鉢No.30の観察をメモします。
加曽利EⅣ式4単位波状口縁深鉢 No.30
六通貝塚出土
加曽利EⅣ式4単位波状口縁深鉢 No.30
六通貝塚出土
企画展パンフレット
加曽利EⅣ式4単位波状口縁深鉢 No.30
六通貝塚出土・口縁部が4単位の波状となっています。
・波状頂部にあわせて磨消文による逆U字形の模様が基本となり、その逆U字形の模様が胴部中央で結ばれ、その部分はH字形模様となります。
・渦巻文が完全に消えています。
・加曽利EⅡ式土器などとくらべて底部(接地部)の大きさが小さくなります。
・底部の大きさが小さくなった理由は意匠上の好みというよりも実利的技術的背景があったと想像します。
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企画展会場
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