長野県立歴史館メインショーケース展示の縄文土器14器について、SfM-MVS手法により7シーンに分けて観察記録3Dモデルを作成しましたので紹介します。
1 メインショーケース展示の様子
長野県立歴史館メインショーケース展示の縄文土器
2 観察記録3Dモデルの例
縄文中期中葉顔面把手付深鉢形土器(複製)(伊那市月見松遺跡)外3点S4 観察記録3Dモデル
左から縄文中期後葉初台付鉢形土器(塩尻市上木戸遺跡)[中空の円文とコイル状の飾りが極度に発達し、台をつけて目立つようにしている。このような土器は、県中部・北部の大規模なムラから、ごく少数だけ見つかる。]、縄文中期中葉顔面把手付深鉢形土器(複製)(伊那市月見松遺跡)[長野県宝]、縄文中期中葉「土偶装飾の付く有孔鍔付土器」(複製)(南箕輪村久保上ノ平遺跡)、縄文中期前葉「雲母片を混ぜ、キラキラしている土器」(千曲市屋代遺跡群)
撮影場所:長野県立歴史館
撮影月日:2020.02.14
整理番号:S4
実寸法付与
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.530 processing 164 images
展示の様子
3 2以外の観察記録3Dモデル
4 感想
加曽利E式土器などと比べると派手な縄文土器がずらりと並べてあり、珍味を堪能しているような感情が沸き上がりました。東京湾岸貝塚の生活と長野の山中生活ではその生業や苦労の在り方が全く異なり、その異なる生活感情が土器デザインに反映されていることは確実です。
縄文中期中葉顔面把手付深鉢形土器(複製)(伊那市月見松遺跡)[長野県宝]は、以前伊那市創造館に出かけた時貸し出し中で見損なったものです。レプリカとはいえ造形物を見れたことを喜びました。
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