縄文土器学習 452
畑と灌漑施設を文様に表現している縄文土器の2例目の検討です。
1 縄文中期前半抽象絵画文深鉢形土器(茅野市一ノ瀬遺跡)
3Dモデル、展示の様子、動画、GigaMesh Software Frameworkによる展開図を示します。
縄文中期前半抽象絵画文深鉢形土器(茅野市一ノ瀬遺跡) 観察記録3Dモデル撮影場所:尖石縄文考古館
撮影月日:2020.03.13
5面ガラスショーケース越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.530 processing 73 images
展示の様子3Dモデルの動画GigaMesh Software Frameworkによる展開図2 記号の検討
縄文中期前半抽象絵画文深鉢形土器(茅野市一ノ瀬遺跡)の記号の解釈3 土器文様の構造把握
縄文中期前半抽象絵画文深鉢形土器(茅野市一ノ瀬遺跡)の文様構造把握4 土器文様表現の解釈
縄文中期前半抽象絵画文深鉢形土器(茅野市一ノ瀬遺跡)の文様表現解釈5 感想
2020.08.21記事「灌漑施設を文様として表現する縄文土器」で検討した土器記号およびそれで表現した文様の意義についてほぼ同じ解釈をすることができました。
縄文中期中央高地の人々が灌漑施設整備による畑を運用して生業を営んでいたことは確実です。
しかし、土器に表現された姿は現実には存在しない理想郷、桃源郷であり、現実の畑や灌漑施設は現代からみれば信じられないほどの原始的、初歩的、部分的なものであったに違いありません。
畑と灌漑施設が出土することを期待します。
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