縄文土器学習 618
2021.06.15記事「土偶観察記録3Dモデル 20選」で作成した土偶20体3Dモデルの動画をBlenderアニメーション機能を利用して試作してみました。
これまで3Dモデルの動画は3DF Zephyr Liteの動画作成機能を利用していましたが、Blenderのアニメーション機能を利用しだしましたので、動画作成も徐々に3DF Zephyr LiteからBlenderに移行する予定で、この動画はその最初の試みです。
1 「土偶観察記録3Dモデル 20選」の動画
「土偶観察記録3Dモデル 20選」の動画
Blenderでカメラを移動して作成。
2 土偶観察記録3Dモデル 20選
土偶観察記録3Dモデル 20選2019年夏~2021年春までに作成した土偶観察記録3Dモデル約50の中から、考古興味を刺激する20モデルを我流選定したもの
縄文のビーナス、仮面の女神を除いて全て千葉県内遺跡出土物
順番は時間順を表現していない
縮尺は不動(小さいものは大きく拡大表示している)
個別土偶はすべてより精細なモデルをSketchfab「arakiminoru」に掲載
個別土偶3Dモデルは3DF Zephyr で生成、Blenderで全体編集、3DF Zephyr v6.001でSketchfabアップロード
画面内移動はアノテーション利用(番号、K(進む)、J(後退))あるいはShiftキー+右クリックで移動(Shiftキーを先に押す)
3 感想
ア 土偶の多様性
20体を通して眺めているうちに、「土偶」という1つの括りに対応した1つの(特定の)機能・役割・利用方法があるわけではないといういわば当たり前の感想が浮かびます。現代でも人形フィギュア(人形)の機能・役割・利用法は千差万別です。現代ほどではないにしても、原始にあっても、土偶の機能・役割・利用法は多様であったにちがいません。ただし、時期や地域を特定すれば、土偶の機能・役割・利用法はかなり絞られるに違いありません。
イ 多数資料調査の必要性
有名な土偶や展示土偶を20体じっくり観察することは入門学習者にとっては大いに意義のあることです。しかし、土偶の機能・役割・利用法等にせまろうとするならば、土偶をある程度悉皆的に調査することが必須であるように感じます。出土物を(仮想的に)全部並べて観察することが必須です。その悉皆観察の後に生まれる想像はある程度の価値が含まれる可能性があるかもしれません。
4 技術的感想
Blenderのアニメーション機能、動画作成機能の様子が少しずつ判ってきたので、それをある程度自由に操れる状況に7月中に自分を追い込みたいと思います。
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