私の散歩論

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2021年11月13日土曜日

顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)の観察記録3Dモデル

顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)の3Dモデルが完成しましたので、それにより観察しました。 
1 顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡) 観察記録3Dモデル 
顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡) 観察記録3Dモデル 
縄文時代中期中葉 
撮影場所:伊那市創造館 
撮影月日:2021.11.08 

展示の様子 
ガラス面越し撮影 
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 187 images 

3Dモデルの動画 
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開図及び6面図作成 

顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)観察記録3DモデルのGigaMesh Software Frameworkによる展開図 

顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)観察記録3DモデルのGigaMesh Software Frameworkによる6面図 
3 観察とメモ 
3-1 展示館の説明 
伊那市創造館展示パネルの説明をそのまま展開図に書き込むとつぎのようになります。 

伊那市創造館展示パネル説明による解釈 
3-2 興味と疑問 
・乳房と「ヘソか生まれ出る赤ちゃん」が同じ丸い突起で象徴されていますが、何故同じなのか、理解できるようで理解できない事柄です。 
・他遺跡の類似同様土器で「生まれ出る赤ちゃん」の例があるので、ヘソではないと思います。 
・類似同様土器で乳房表現の例があるのかどうか調べたいです。 
・顔、乳房、妊娠して膨らんだ腹、性器あるいは出産風景が土器に表現されているとすれば、表現要素はほとんど土偶と同じです。この土器と一緒に土偶が出土しているのかどうか、調べることにします。この土器が使われる祭祀と土偶祭祀がどのような関係にあるのか、知りたくなります。 
・把手顔面は女神の顔ということになりますが、なぜこのような吊り目で顔が尖っているのか、その理由を知りたくなります。縄文のビーナスの顔と同じ顔です。

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