私の散歩論

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2021年12月16日木曜日

ゴカイ棲管製垂飾の観察

 Observation of Polychaeta burrow decoration


I observed the Polychaeta burrow decoration exhibited at the Kasori Shellmound Museum special exhibition with a 3D model. I think that Polychaeta were not only delicious as food, but also effective as fishing bait. Therefore, I imagined that the Jomon people loved Polychaeta by making burrow decorations.


加曽利貝塚博物館特別展「-市原市史跡指定-祇園原貝塚 千年続いた縄文のムラ」で展示されていたゴカイ棲管製垂飾を3Dモデルで観察しました。ゴカイが食料であり美味しかった(珍味?)のでその棲管がペンダントにつかわれたのだと想像しました。

1 ゴカイ棲管製垂飾(市原市根田祇園原貝塚) 観察記録3Dモデル Polychaeta burrow decoration

ゴカイ棲管製垂飾(市原市根田祇園原貝塚) 観察記録3Dモデル Polychaeta burrow decoration

縄文時代後晩期

撮影場所:加曽利貝塚博物館特別展「-市原市史跡指定-祇園原貝塚 千年続いた縄文のムラ」

撮影月日:2021.12.02


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 92 images

Polychaeta burrow decoration (Neda Gionbara shell mound, Ichihara city) Observation record 3D model

Late Jomon period

Location: Kasori Shellmound Museum Special Exhibition "-Designated as a historic site in Ichihara City-Gionbara Shell Mound, Jomon village that lasted for a thousand years"

Shooting date: 2021.12.02

Shooting through a glass showcase

Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.010 processing 92 images


3Dモデルの動画

2 メモ

展示製品は棲管の一部を切り取っているだけのようです。表面に見える模様や凹凸は人工ではなく自然のようにみえます。

現代人からみると美しさとか、珍しさなどを感じることが少ないゴカイ棲管を垂飾(ペンダント)にした理由を次のように想像します。

ア ゴカイを食料として、おそらく珍味のような食べ物として珍重していた。

イ 現代と同じようにゴカイを釣りの餌として使っていて、魚がよく釣れる餌として重宝していた。

ウ アとイから、ゴカイは生活にとって重要な生き物であると考え、その棲管で垂飾(ペンダント)をつくり、ゴカイ愛を深めた。

webを検索して、ベトナムや中国でゴカイを使った料理があることを知りました。


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