3D model observation of Mikoshiba type stone axe
I observed the Mikoshiba type stone axe (Usirodai site, Chiba City) from the end of the Paleolithic period to the early days of the Jomon period, which is exhibited at the Chiba City Folk Museum "Exhibition of Excavated Archaeological Materials in Chiba City".
千葉市立郷土博物館「千葉市出土考古資料優品展」で展示されている、旧石器時代終末~縄文時代草創期の神子柴型石斧(千葉市後台遺跡)を3Dモデルで観察しました。
1 神子柴型石斧(千葉市後台遺跡) 観察記録3Dモデル Mikoshiba type stone axe
神子柴型石斧(千葉市後台遺跡) 観察記録3Dモデル Mikoshiba type stone axe撮影場所:千葉市立郷土博物館「千葉市出土考古資料優品展」
撮影月日:2021.12.22
展示の様子
ガラスショーケース越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 113 images
Mikoshiba type stone axe (Ushirodai site, Chiba city) Observation record 3D model
Location: Chiba City Folk Museum “Chiba City Excellent Archaeological Material Exhibition”
Shooting date: 2021.12.22
Shooting through a glass showcase
Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.010 processing 113 images
3Dモデルの動画
2 メモ
2-1 展示説明
「神子柴型石斧 後台(うしろだい)遺跡 (緑区あすみが丘)
旧石器時代終末~縄文時代草創期に発達する石斧。長野県の神子柴遺跡出土の石器群を標識とする。
大型で重量感のある石斧が多く、植物資源の開発・活用に用いられたと思われる。このような石器群が出現する背景には、シベリアなどの北方アジアから大きな影響を受けたという考えがある。」
2-2 干渉色表現
地図アート研究所「干渉色変換ツール」で3Dモデルを干渉色で表現してみました。
神子柴型石斧(千葉市後台遺跡)の干渉色表現
干渉色表現することにより遺物の特徴を総観的にあるいは等高線的に把握することができます。
2-3 神子柴遺跡出土石斧との比較
長野県箕輪村神子柴遺跡出土石斧(伊那市創造館展示)
長野県箕輪村神子柴遺跡出土石斧と神子柴型石斧(千葉市後台遺跡)をくらべると、前者(長野県箕輪村)が局部磨製石斧であるのにたいして、後者(千葉市)は打製石斧であることが最大の差異です。また大きさは前者とくらべ後者は小さくなっています。また形状も後者は石斧といっても「ノミ(鑿)」のような印象を受けます。
幸なことに以前神子柴遺跡出土石斧の3Dモデル作成用撮影をしています。そこで追って参考までに、長野県箕輪村神子柴遺跡出土石斧3Dモデルを作成して千葉市のものと比較してみることにします。
0 件のコメント:
コメントを投稿