私の散歩論

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2023年10月22日日曜日

標高0.5m刻みでの遺物密度カラーグラデーション表示

 Artifact density color gradation display in 0.5m altitude increments


I devised a method to display the density of artifacts in 0.5m increments using a color gradation in the 3D model of artifact elevation range by mesh.

It is expected that this technique will reveal that the density of artifacts is not uniform within the shell layer.


メッシュ別遺物標高範囲3Dモデルに標高0.5m刻みで遺物密度をカラーグラデーションで表示する方法を工夫しました。

貝層の中で、遺物密度が均一でないことが、この技術であからさまになると期待できます。

1 Ⅰ-59メッシュの標高0.5m刻みでの遺物密度と分級


Ⅰ-59メッシュ 標高0.5m刻み遺物密度(遺物数/㎥)


遺物密度分級と表示色

上記のように遺物台帳データベースから、Ⅰ-59メッシュについて標高0.5m刻みに遺物密度(遺物数/㎥)をもとめました。遺物密度については5段階に分級して、その対応色を赤色-白色グラデーションで設定しました。

2 Ⅰ-59メッシュ 標高0.5m刻みでの遺物密度カラーグラデーション表示


Ⅰ-59メッシュ 標高0.5m刻みでの遺物密度カラーグラデーション表示(Blender画面)

3 遺物密度カラーグラデーション表示方法

ア UV配置をエクスポート


UV配置をエクスポート

BlenderでⅠ-59メッシュオブジェクト(CUBE)について「UV配置をエクスポート」します。UV配置が描かれたPNGファイルが生成します。

イ UV配置と立体画像の対応確認


UV配置と立体画像の対応確認

UV配置と立体画像の対応を確認するために、UV配置PNGファイルに番号を書き込んだファイルをIllustratorで作成して、その画像をBlenderで、Ⅰ-59メッシュオブジェクトにテクスチャ画像として貼り付けました。これでUV配置と立体画像の対応関係を把握することができました。

ウ 標高0.5m刻み遺物密度カラーグラデーション画像の作成と貼り付け


標高0.5m刻み遺物密度カラーグラデーション画像の作成と貼り付け

標高0.5m刻みで遺物密度に対応する表示色を並べてカラーグラデーション画像を作成し、それをUV配置に合わせて嵌め込みした画像をつくり(Illustrator作業)、Blenderでその画像をⅠ-59メッシュオブジェクトにテクスチャ画像として貼り付けました。

4 メモ

手間はかかりますが、遺物密度を標高0.5m刻みでカラーグラデーション表示する方法を確認できました。

貝層の中で、遺物密度が均一でないことが、この技術であからさまになると期待できます。

土器片、骨などの種別にその密度分布が異なることが想定されますので、この標高で刻む密度表示技術は今後役立つと考えます。


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