Human-faced pottery (small deep pot-shaped pottery) (Komagane City Takamizawa site) Observation record 3D model
I had fun creating a 3D model of the human-faced pottery on display at the “Collection Exhibition” currently being held at the Komagane City Museum. The human faces in the pottery patterns, which I am not used to seeing, deepen my interest and questions.
駒ケ根市立博物館で開催中の「館収蔵品展」に展示されている人面土器の観察記録3Dモデルを作成して楽しみました。自分には見慣れない土器文様の中での人面に、興味と疑問が深まります。
1 人面土器(小型深鉢形土器)(駒ケ根市高見沢遺跡)観察記録3Dモデル
人面土器(小型深鉢形土器)(駒ケ根市高見沢遺跡)観察記録3Dモデル縄文時代中期
撮影場所:駒ケ根市立博物館2024年「館収蔵品展」
撮影月日:2024.03.28
展示の様子
ガラスショーケース越し撮影
3DF Zephyr v7.517 processing 86 images
3Dモデルの画像
3Dモデルの動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開
3 展示説明
「人面を模した土器
人面や獣面を把手としてつける土器はよく見られるが、口縁部の模様帯の一部に模したものは珍しい。」
4 感想
人面の眼に該当する文様要素と同じものがこの土器に幾つもあります。この文様要素(abcd)は正面の見え方だけでなく、真ん中が窪んでいるという3D形状も似ています。
この文様要素は本来は人面とか、眼とかに関係しない別意義の文様であった可能性を感じます。
「眼」と似ている文様要素
また、人面の左右の「眼」が人面を意識して最初から造形したとすれば、大きさの差異が大き過ぎるような気がします。
ただ、鼻孔が2つ描かれているように見えますし、決定的には口が穿孔されているので、人面に間違いはありません。
この土器を制作している途中で、作者が意図していない「人面」を土器文様から感じてしまい、即興で鼻孔と口を加えて、人面土器にしたのかもしれません。
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