私の散歩論

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2024年5月6日月曜日

深鉢(埋甕)(伊那市御殿場遺跡)観察記録3Dモデル(2024年2月撮影版)

 Deep bowl (Buried jar) (Ina City,Gotenba site) Observation record 3D model (Photographed in February 2024)


I created a 3D model of a Deep bowl (Buried jar) (Ina City,Gotenba site) displayed at the Ina City Souzou-kan.

The pattern is characterized by a spiral pattern connected by three strings. I fantasized that swirls = souls. The 3D model has been significantly improved compared to the previous work (2019).


伊那市創造館に展示されている深鉢(埋甕)(伊那市御殿場遺跡)の3Dモデルを作成しました。

渦巻文が3本の紐で繋がる文様が特徴的です。渦巻=タマシイと妄想しました。3Dモデルは前作(2019年)より大幅に改良できました。

1 深鉢(埋甕)(伊那市御殿場遺跡)観察記録3Dモデル(2024年2月撮影版)

深鉢(埋甕)(伊那市御殿場遺跡)観察記録3Dモデル(2024年2月撮影版)

縄文中期後葉[唐草文Ⅱ期]

撮影場所:伊那市創造館常設展示室

撮影月日:2024.02.21


展示の様子

ガラス面越し撮影

3DF Zephyr v7.517 processing 201 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 感想

土器の文様は口縁部も胴部も趣の異なる2種渦巻文を3本の紐で繋いでいる構成になっています。

自分がお得意とする「アテズッポウ」解釈(妄想)をすれば、渦巻文はタマシイ(=人)であり、タマシイ(=人)の繋がり(世界)を表現する文様です。死者を納める棺の文様としては誠にふさわしい文様です。死者と生者のタマシイが繋がっている世界観を表現していると考えます。

4 技術的感想

この土器は2019年12月に最初の3Dモデルを作成しています。

唐草文Ⅱ期深鉢(埋甕)(伊那市御殿場遺跡2号住居) 観察記録3Dモデル

その時の3Dモデルと今回作成の3Dモデルを比較すると、今回作成3Dモデルは大幅に改良されています。撮影写真も約10倍(!)となっていることも少しは寄与しているでしょう。しかし、自分の撮影技術をほめることは実はできません。2019年展示ではショーケースの奥にこの土器が展示されています。今回(2024年2月)はショーケースの前にこの土器が展示されています。従って今回は土器の可視範囲が拡がっています。その可視範囲変化により、見かけ上前回より、今回3Dモデルは改良されました。



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