3D model of observation record of house-shaped haniwa (Tonomura site, Iida City)
I created a 3D model of the observation record of the house-shaped haniwa (Tonomura site, Iida City) on display at the Iida City Archaeological Museum. It is an item that shows people that a chief-level deceased person will live in a fine house in the afterlife. This house-shaped haniwa was excavated from a pit together with a boat-shaped haniwa.
飯田市考古博物館に展示されている家形埴輪(飯田市殿村遺跡)の観察記録3Dモデルをつくりました。首長級の死者があの世で立派な家に住むことを人々に示すアイテムです。この家形埴輪は竪穴から船形埴輪と一緒に出土しました。
1 家形埴輪(飯田市殿村遺跡)観察記録3Dモデル
家形埴輪(飯田市殿村遺跡)観察記録3Dモデル古墳時代後期
撮影場所:飯田市考古博物館
撮影月日:2024.10.03
展示の様子
3DF Zephyr v7.531 processing 125 images
3Dモデルの画像
3Dモデルの動画
2 メモ
この家形埴輪は船形埴輪と一緒に竪穴から出土しています。
家形埴輪と一緒に出土した船形埴輪
2024.10.09記事「船形埴輪(飯田市殿村遺跡)観察記録3Dモデル」
発掘調査報告書にはこの竪穴が葬送儀礼に関係する施設であった可能性ものべらていますが、別の箇所で、近くに埴輪生産施設があった可能性にも触れています。
家形埴輪は当時の他界観にもとづく「天鳥船(あまのとりふね)信仰」のアイテムの一つで、死者があの世で立派な家で暮らすことを表現していると考えます。
この家形埴輪は出土部分とそうでない部分が区別しやすくなっているので、観察しやすい資料です。
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