私の散歩論

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2024年8月16日金曜日

全面赤彩の山形土偶は仮面土偶か?

 Is the Yamagata clay figurine painted entirely in red a masked clay figurine?


I noticed that the Yamagata clay figurine painted entirely in red (Uchino Site No. 1, Chiba) on display at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition "Faces of Clay Figurines from the Jomon Period" may be a masked clay figurine, so I'm making a note of it. The clay figurine appears to depict a shrine maiden wearing a mask.


加曽利貝塚博物館企画展「縄文時代の土偶の顔」に展示されている全面赤彩の山形土偶(千葉市内野第1遺跡)が仮面タイプの土偶である可能性に気が付きましたので、メモします。仮面を着装した巫女の姿が土偶として表現されているようです。

1 全面赤彩の山形土偶の解釈


全面赤彩の山形土偶の解釈(実測図は発掘調査報告書から引用)

頭部(背面)の文様が紐と留具のように見えます。仮面と耳飾(耳)が区別されて表現されています。


展示の様子


実測図(発掘調査報告書から引用)

土偶頭部(背面)を観察できることはまずありません。実測図で確認するしか方法はありません。他の土偶についてwebで頭部(背面)をかなり検索しましたが、ほとんど見つかりませんでした。しかしwebで見つけた山形土偶実測図では類似の紐・留具を表現している可能性のあるものが「幾つも」ありました。もしかしたら、山形土偶とはすなわち仮面土偶である可能性すら感じています。学習しがいのあるテーマ発見です。

山形土偶=仮面土偶仮説に気が付いたキッカケは次の加曽利貝塚博物館展示説明です。

2 仮面をかぶった土偶


加曽利貝塚博物館企画展「縄文時代の土偶の顔」展示説明


仮面をかぶった土偶(みみずく土偶)


3Dモデルによる観察

2024.07.23記事「仮面タイプのみみずく土偶(千葉市内野第1遺跡)観察記録3Dモデル


全面赤彩の山形土偶の記事

2024.07.31「全面赤彩の山形土偶(千葉市内野第1遺跡)観察記録3Dモデル


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