Challenges faced in the 3D visualization of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound (Work Journal, 2025.02.21)
I am working on visualizing the relics and shell layers of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound in 3D space. I have listed five challenges that I am currently facing in this work. The challenge with the highest priority for consideration is to understand the actual situation of how the shell layer divisions in the shell layer cross section and the excavated shell layer divisions recorded for each relic in the relic ledger correspond in 3D space.
有吉北貝塚北斜面貝層の遺物と貝層を3D空間で見える化する作業を行っています。その作業で現在直面する課題を5つ列挙しました。検討優先度の最も高い課題は、貝層断面図の貝層区分と遺物台帳で遺物毎に記載されている出土貝層区分が3D空間の中でどのように対応しているのか、その実体を把握することです。
1 有吉北貝塚北斜面貝層の3D空間見える化作業で直面する課題
テストグリッド(331グリッド)で次の課題に取組むことにします。
1)貝層断面図の貝層区分と遺物台帳記載遺物出土貝層区分の3D空間における対応
2)貝層区分を発掘作業単位を越えた空間的広がりとして設定できるか否かの検討
3)3D空間における貝層と遺物の配置・分布から貝層生成・遺物投棄に関する考古学的知見を収集する
4)より効率的な遺物分布図のデータベース化方法の検討
5)より効率的な貝層区分3Dオブジェクト作成方法の検討
2 貝層断面図の貝層区分と遺物台帳記載遺物出土貝層区分の3D空間における対応
10断面の11断面の貝層区分(表記-定義)は別体系です。遺物台帳記載の出土貝層区分も10断面貝層区分体系と11断面貝層区分体系に分かれているようです。この様子の実体を3D空間で把握します。
3 貝層区分を発掘作業単位を越えた空間的広がりとして設定できるか否かの検討
2の検討結果を踏まえ、10断面と11断面の貝層区分を接合できるか否か検討します。
4 3D空間における貝層と遺物の配置・分布から貝層生成・遺物投棄に関する考古学的知見を収集する
この検討が取組んでいる作業の真の目的です。3D空間における分布凝集性分析手法などを開発しながら、貝層生成・遺物投棄に関する新知見を得るべく作業を進めます。
5 より効率的な遺物分布図のデータベース化方法の検討
現状のPythonscriptによる自作座標計測ツール作業方法を記録し、さらに効率的方法の開発を目指します。
6 より効率的な貝層区分3Dオブジェクト作成方法の検討
現像のBlenderにおけるBsurfaces機能利用による貝層区分3Dオブジェクト作成方法を記録し、さらに効率的に3Dオブジェクトを作成する方法の習得を目指します。
7 参考 作業で利用している3D空間ソフト・サイト
Blender
3Dモデル作成の基本ソフトとして利用しています。
3DF Zephyr Lite
3Dモデルの動画作成とSketchfab投稿に利用しています。
3Dビュワー
3Dモデル(Wabefront(.obj)ファイル)のチェック用として利用しています。
Sketchfab
3Dモデルの公開サイトとして利用しています。