Creating a 3D model of a contour map explaining river capture
Using the v.surf.rst tool (a GRASS plugin for QGIS), I created a 3D model of a contour map explaining river capture published in a geomorphology textbook. Naturally, a 3D model allows you to observe the topography in more detail than a contour map, which in turn helps you understand the river capture phenomenon.
v.surf.rstツール(QGISのGRASSプラグイン)を使って、地形学専門書に掲載されている河川争奪説明等高線図の3Dモデルを作成しました。当然のことながら等高線図よりも3Dモデルの方が地形を細部まで観察できて、その分河川争奪現象の理解が進みます。
1 河川争奪説明等高線図
河川争奪説明等高線図(「地形学」(F.マハチェック著、技報堂、昭和50年)から引用)
2 河川争奪説明等高線図の3Dモデル
河川争奪説明等高線図の3Dモデル河川争奪説明等高線図は「地形学」(F.マハチェック著、技報堂、昭和50年)から引用
上が河川争奪前、下が河川争奪後
3DF Zephyr v7.531でアップロード
3Dモデルの画像
3Dモデルの動画
3 参考
花見川は河川争奪により生まれた河川ですから、河川争奪には大いに興味を持っていて、これまで多数の記事を書いてきています。
記事例
2014.04.22記事「花見川河川争奪の特異な原理 動的河川争奪」
2014.04.23記事「動的河川争奪 追考」
2014.05.08記事「花見川河川争奪のまとめ」
2014年当時v.surf.rstツールが利用できる状況にあれば、その時の河川争奪検討はもっと深まり、わかりやすい表現が可能であったとふりかえります。
花見川が河川争奪河川であったために東京湾と印旛沼を結ぶ舟運路(途中に船越(=短区間陸路)あり)が古代に栄えました。その後、江戸期には東京湾と印旛沼を完全に水路で繋ぐ工事(印旛沼堀割普請、国家的プロジェクト)が行われました(失敗)。現在は印旛沼の洪水を東京湾に流す放水路の役割を担っています。
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