2026年9月15日火曜日

石釧(千葉市七廻塚古墳)観察記録3Dモデル

 3D Observation Model of a Stone Bracelet (*Ishikushiro*) (Nanamawarizuka Kofun, Chiba City)


I created a 3D observation model of a Kofun-period stone bracelet (*ishikushiro*). Made of dark green talc, it is characterized by intricate patterns on both its front and back surfaces.


モデルが貝輪といわれる古墳時代石釧(いしくしろ)の観察記録3Dモデルを作成しました。濃緑滑石製で、表裏面の微細な文様が特徴的です。

1 石釧(千葉市七廻塚古墳)観察記録3Dモデル

石釧(千葉市七廻塚古墳)観察記録3Dモデル

古墳時代中期

千葉市指定文化財

撮影場所:加曽利貝塚博物館「令和8年度企画展 新千葉市指定文化財記念 ちばの宝物」

撮影月日:2026.09.02


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v9.013 processing 154 images


3Dモデル動画


3Dモデル画像

2 メモ

「滑石製の石釧は、表裏に精緻な文様が施された直径約16㎝の大型品で、類例の少ない貴重な資料です。」(説明より)

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参考 石釧 Googlechrome AIモード

石釧(いしくしろ)とは、日本の古墳時代(主に前期〜中期、4〜5世紀)につくられた石製の腕輪のことです。

南海産の巻貝であるイモガイを輪切りにして作った貝製腕輪(貝輪)をモデルにしており、表面に放射状の細かい彫刻(櫛葉文や沈線)が施されているのが特徴です。

石釧の主な特徴と歴史的背景

* 素材と形状: 主に碧玉(へきぎょく)や緑色凝灰岩、滑石といった緑色の美しい石材が用いられました。内径は5〜6cm、外径は7〜8cmほどの正円形または楕円形の環状をしています。 

* 実用から権威の象徴(威儀具)へ: 弥生時代までは実際に腕に着用する装身具(貝輪)でしたが、古墳時代に石で模造されるようになると実用性は失われ、被葬者の権力やステータスを示す「威儀具(いぎぐ)」や呪術的な「宝器」としての性格を強めました。

* ヤマト政権からの配布品: 近畿の中央政権(ヤマト政権)の周辺で集中的に製作され、そこから日本各地の有力な首長(豪族)へ政治的なつながりの証として配布されたと考えられています。そのため、各地の前期古墳の埋葬施設(粘土槨や竪穴式石室など)から鏡や玉類とともに出土します。 

* 腕輪形石製品の3大分類: 古墳時代の腕輪形石製品は、模した貝の種類や形状の違いによって「石釧(イモガイ型)」「車輪石(オオツタノハ型)」「鍬形石(ゴホウラ型)」の3つに呼び分けられます。 

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3 3Dモデルの精度

石釧の最大の特徴は表面の微細な文様です。3Dモデル画像と撮影写真を較べると、3Dモデル画像の解像は撮影写真に及びませんが、フォトグラメトリ3Dモデルとしては合格ラインを越えています。


3Dモデル画像


撮影写真画像


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